思い出のシネマ

今日もはっさくを一個食べた。
以前給食道のカンパネルラさんが漢字についてお話しされていたが、
私は旧字の「或」と「夕餉」という字が好き。「或る日の夕餉」なぁんて
なんかイイカンジっておやじギャグ飛ばしてどうする!しかもあんましおもしろくないし・・・。

で・・・唐突に映画のお話。

私が小さいころ「日曜洋画劇場」という番組があった。
映画の後、映画評論家の淀川長治さんが解説をし、
「サヨナラサヨナラサヨナラ」っていうやつ・・・。
うちの父は厳格だったが何故か子供がこの番組を観るのを許可していた。
自分も観たかったのだろうが、映画は人生を教えてくれる素晴らしいものだ
という持論もあったようだ。
小学生高学年くらいから見てたので、ラブシーンがあったりするとドキドキ。
しかも親もいるし・・・。

この番組は長寿番組だったので、古い映画は随分見た。
その中で非常に印象に残っている作品がこれ。


「或る夜の出来事」 1934年(米) フランク・キャプラ監督
             クラーク・ゲーブル クローデット・コルベール主演
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はい「或」出ました!
いやムリムリ繋げた感は否めないが、この映画今でいういわゆるラブコメ。
富豪のおてんばお嬢がプレイボーイとの結婚を反対されて
家を抜け出し、失職中の記者かなんかに会って、道行きとなるわけだが、
色々すったもんだあるなか、次第にお互い魅かれていく。
プロットは「ローマの休日」にやや似てるね。
最後は結ばれるのでそこは違うけど。
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ヒロイン役のクローデット・コルベール。
目と目の間離れてるし、美人というよりキュートな感じ。はまり役だったかもしれない。
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確か三谷幸喜もキャプラ監督のファンだったと思う。

この映画、アカデミー賞も撮ってるが、私的にとても印象に残っているシーンがあるのだ。
お嬢が歯に食べ物が挟まったとか言って、ゲーブルからナイフ(小刀のような)を借り
真ん中の前歯をつまようじのごとくチョチョイっとやる。
お嬢なのに・・・・。いや怖いしふつうやるか!?
調べても誰も書いてないし、古い記憶なので定かではないが・・・・・。
あたしゃびっくりした。

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もう一本、大好きな作品

「モンパルナスの灯」  1958年(仏) ジャック・ベッケル監督
               ジェラール・フィリップ アヌーク・エーメ主演
これはかなりの方ご存じだろう。
ジェラール・フィリップ様である。
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3・40代の人にはファンも多いと聞くし、画家モディリアニを描いた作品だが、
これをきっかけにモディリアニ、ユトリロなどが好きになり、画集を買い、展覧会にも行った。
そしてヒロインのアヌークエーメ
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すご~~~~く美しい。
ダバダバダダバダバダで有名な「男と女」ではギリシャ系の顔立ちそのもので
これ以外の彼女の作品は全く興味がないのだが、
この中での彼女は清純で、世間知らずのフランス人画学生ジャンヌそのもの。

最後アル中のモディリアニは妻ジャンヌを残して死んでしまう。
それを待っていたかのようにリノ・バンチュラ扮する画商が
留守宅を守るジャンヌの元へやってきて、全部買うという。喜ぶジャンヌ。
そして次から次にモディリアニの絵を選んで行くところで映画は終わる。

36歳という若さでこの世を去ったジェラール・フィリップ。
奇しくもモディリアニと同年だった。
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Commented by 40ansparis at 2013-02-22 15:44
わあ、うちとホントに一緒です。映画館にも小学生の頃から連れていってくれました。ラブシーンがあってもうちの両親も一切おかまいなし、笑。夫婦で番組が始まる前に会話していたのを覚えています。
どうする? でもこれは凄く良い映画だし、まあ、いずれ分かる事だから全く問題ないよ、、とか何とか。その頃は何を言っていたのか分かっていませんでしたけど。
淀川さんの解説を聞くのがまた子供心にも楽しみでした。ジェラールフィリップはフランスにとっても永遠のアイドルな存在だと思います。ハリウッドのジェームスディーンのような伝説の。
リンク頂いていきますね。
Commented by marucox0326 at 2013-02-22 17:29
ご訪問ありがとうございます
父は、映画が唯一の娯楽だった時代の人ですから・・・。
ラパンさんと同じで嬉しいです。

ミドルティーンのころ、「大盗賊」っていう映画で雷に打たれて以来
ジャン・ポール・ベルモンドが大好きで、今もお元気なのかしら?

フランスでは人気がある有名人に若い人は少ないっていいますね。
やはり、文化芸術に関しては成熟したものが認知されるのでしょうか。
リンクありがとうございます。
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by marucox0326 | 2013-02-20 21:40 | スクリーンの向こうに | Comments(2)

照る日もあれば曇る日も・・・。そんな日々の戯言です。


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