ま・いいんだけど・・・・。

平日の午後6時ごろ
その時私は混みあう電車の中にいた。


f0250403_19161066.jpg

何かのトラブルで電車が止まっているせいで
ホームには人が溢れ、ようやっと乗車できたのだった。

昔に比べて最近の電車は、
ちょっとしたことでも遅れたり止まったりする。
不審物を線路上に発見か?とかトンネル内で不審火?とか・・・・。
いたずらや人身事故も含め、
危険回避のためには致し方ないことであるし
乗客としては少々の我慢を強いられても
安全第一で運行していただきたいと思っているのでそれはいい。

で、そのすし詰めの電車が大きなターミナル駅に停車し、
どっと大勢の人達が降車した際、
私の側の向かい合った4人掛けの席の一つが空き
運よく私は座ることができた。
その後降りた人と同じくらいの人達が、同じくどっと乗車してきて
一瞬空いたかに見えた通路もあっという間に人で埋まってしまった。




f0250403_19190646.jpg

扉が閉まり電車がガタンっと発車すると
その衝撃で私の傍らに立っていた女性がよろけ、私の上に覆いかぶさってきた。
さらにその勢いで、私のブーツのつま先が
前に座っていた濃い顔立ちのどう見てもアジア人に見えない紳士のつま先を
思い切り蹴ってしまった。
慌てて呟く私の「sorry」に、彼は穏やかな笑みを優しく返してくれたが
その時私の膝の上には、一瞬だが女性の背中が乗っていて
彼女が迷彩柄のリュックを背負っているのがわかったのだった。



f0250403_19115492.jpg

「大丈夫ですか」と私が言うと、起き上がったその女性は
「ホントに何があったんですかねえ・・・ホントに」と
悪びれる様子もなくこの混雑ぶりに困惑の様子だった。
すると彼女の背後で
「通して…ちょっと・・・・あのごめんなさい」と別の女性の声がして
小柄な初老の女性が、前述のつまり迷彩柄リュックの女性の前の少しの間隙に
身を刷り込ませようとしてきた。

迷彩柄リュックのご婦人:「ああどうぞどうぞ、立てます?大丈夫?」
初老のご婦人     :「ごめんなさい」
(と言いつつ紙袋を落としてしまい、バサバサさせて何とか拾い上げながら)
            「私小さいからあっちだと息が詰まりそうで」
迷彩柄リュックのご婦人:「いいんですよ~ホントにこんなに込み合うなんてねえ
             アラアラあなた荷物大丈夫?」



f0250403_19164874.jpg

私は立ち上がり、「どうぞ」と初老のご婦人に席を譲った。

初老のご婦人     : 「え?!あ・いいですよお」
迷彩柄リュックのご婦人: 「いいじゃないの、お座りなさいよ、あなた荷物あるんだし・・・」
(私も小さくはない紙袋を持っていたけれど、この際そんなことはどうでもよろしい)
初老のご婦人は席に座るとやおらスマホを取り出しメールを打ち始めた。

すると次の瞬間、何故だかくだんのアラビアンな紳士も席を立ち
「どうぞ」と迷彩柄リュックを背負ったご婦人に席を譲ったのだ。
「まあ・すみません」
その時はじめて気づいたのだが、さらっとお礼を言って座った彼女。
どう見ても私より年下のような・・・・。

さらにこの迷彩柄も、いやもとい、迷彩柄のリュックを背負っていたご婦人も
即座にリュックからiPadを取り出し、熱心にキーを打ち始めた。

電車がいくつかの駅を通り越し、その後乗客は一向に減らず
私が降りる駅についても、お二人はスマホを操作し続けていたのだった。



f0250403_19174285.jpg


くれぐれも言うがこれは恨み節でもなんでない。



f0250403_19182141.jpg

「お前が若く見られた・・・・っちゅうことでヨカッタやん。
俺なんかこないだ席譲られたん、めっちゃショックやったし」
と笑いながら言うツレ。

そ?!そうなのか???・・・・ま・いいんだけど・・・・。


相も変わらずお写真は本文とは一切関係ない。
カフェ「NOVATAN」さんでのティータイム。
くつろげたなあ~~



f0250403_19460518.jpg















[PR]
# by marucox0326 | 2017-03-03 19:46 | ひとりごと | Comments(12)

照る日もあれば曇る日も・・・。そんな日々の戯言です。


by marucox
プロフィールを見る
画像一覧