「ほっ」と。キャンペーン

オールドのほうじゃないよ!

「オイっ」(「老い」ではな~い)
旦那様が奥方様を呼ぶときにこんな風に言う。
いまや時代劇の中でしか見られない光景かとも思うのだが。

なんか見下されている感じで好ましくないわっと
感じる女性のほうが多い気がするし、
そんな風に呼びかける男性も少なくなった気がするが、
実際のところはどうなのだろう。

「オイっ」
私の父や義父も平然と母や義母にこう呼びかけていた。
子供のころはそんなもんかと思っていたが、
年頃になり、友人のご両親がお互いを名前で呼んでいる場面に遭遇した時
一瞬はっとして、次の瞬間素敵だなあと思ったものだった。


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でも、もしかしたらこの「オイっ」
今の若い女性が男性に向かって言ってもおかしくない
それくらい、街角などで若い女の子の「男言葉」をよく耳にする。
さらに言えば若者言葉と括られる単語には、
本来の意味を捻じ曲げたりされているものもあるようだが
中にはその発想に驚かされたり感心したり、感動すら覚えることがある。
やはり「言葉」は時代によって変化する生き物であると感じるのだ。

特に女の子の話し言葉は「男言葉」の範疇を超えて激変している。

が、しかし私自身は若いうちの言葉の乱れなど、
目くじらを立てるほどでもないと実は思っている。
たとえエレベーターで乗り合わせた
あどけなさの残る可愛い女の子の二人連れの形のよい唇から
「飯食いに行こうぜ」とか「うちのオカンがさあ」
などという言葉が発せられたとしても(これは実体験である)
それは友達同士のコミュニケーション用であって、
フォーマルな場所や、話す相手によって
ちゃんと彼らは、話すべき単語も意味も使用法も
それなりにわきまえていると信じたいからである。

仮に全く知らなかったとしても、それを教えるのが年長者の役目であり、
知らなくてけしからんと批判だけするというのは違うだろう。

実際我々の若いときはどうだったか・・・・・。
イキがったり、わけもなく悪ぶったりすることの
一番手っ取り早い方法は、話し方ではなかったか。
大人が眉を顰めるような言動で、わが身に鎧を纏わせてはなかったか。
でもそれはどこか体制に抗っているように見えて
中身は臆病で浅慮でぶしつけでしかなく、「若さ」なんて
大人たちの理不尽さを跳ね返せるほど強靭な武器ではなかった。

そう気づいたとき、まず変わったのは物の言い方だった気がする。
自分たちにふさわしい言葉と振る舞いを見つけるのに、多少の時間は要したけれど。
そしてイキがって悪ぶって、使ってた言葉のなんと陳腐に思えたことか。




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オイオイ・・・・なんの話だったっけ?
ああそうだ。本題は「オイっ」である。

先日ツレが珍しく私をこう呼んだ。
思わず「わたくしオイという名前ではございません」
努めて冷静を装って返した。

けれど、なんか悪い感じでもなかったのよねぇ。













































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# by marucox0326 | 2017-02-22 12:00 | 話の小部屋 | Comments(14)

照る日もあれば曇る日も・・・。そんな日々の戯言です。


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