真昼の珍事


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「四間道」とかいて「しけみち」と読む。
この一帯は、名古屋城下を流れる堀川の西に位置し
名古屋城築城とともに作られた商人の町。

近くには国際センタービルや名古屋駅のビル群があり
大通りに出れば近代的な風景が広がるが
その中にひっそりとたたずみ、石垣がめぐらされた土蔵や町屋が立ち並び
ここだけは時間がゆっくりと流れている。
以前はなかった案内板やMAP看板も出来、散策路として整備されてから
町屋をリノベーションしたオシャレなカフェやレストランが
次々と進出して、ここのところ急速に訪れる人も多くなった。





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こちらはイタリアンレストラン
古くからあって、15年くらい前はこの辺りでは
目立った存在だった「ナゴノサロン」。



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平日の昼間というのに、まずまずの人出。
驚いたのは、中高年カップルの多いこと。
私はこの時一人だったが、60代夫婦と思しき人たちと何度かすれ違った。


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「四間道ガラス館」
中には、私と同世代だろうか女性の二人組がいらして
店主と盛んにお話しされていた。



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一日一組限定の割烹やビストロに焼き鳥屋さん、
こだわりの日本酒が楽しめるお店など
飲んだり食べたりするには事欠かない。

が・・・・飲食店以外のお店があまりないのがちょっと寂しい。


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歩き疲れて喉も渇いた。
一軒のカフェを除いてみたが残念ながら満席だった。


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飲食店以外にはあまり見るべき展示館やショップはないとはいえ
オシャレなフランス菓子屋さんでパイを買ってみたり
レストランの傍でアンティークイベントが開かれていたりしていたので
除いて見たりした。
その度に、なぜだか前述のマダム2人に行く先々で一緒になった。
狭いエリアなので、よくあることなのかもしれないけれど
覚えの悪い私の脳細胞にも、彼女たちはしっかりとインプットされてしまった。

というのも彼女たち、会話が途切れることがない程、お話し好きなご様子。
私が店にいると後から入ってこられたり、その逆だったりしたが
ついには、彼女たちの声でそれがわかるほどだった。

まあ。女なんて大概そんなもの・・・・
私だって女友達と一緒なら
またあの賑やかなのがやって来たと思われたに違いない。



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満席だったカフェを再び除くと、今度は空席を見つけることができた。
奥の席に腰をおろしてコーヒーを頼むと小菓子が付いてきて
テーブルの下で小さくガッツポーズをする私。



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コーヒーが半分以下になったころ
どこからともなく、すっかり聞きなじんでしまったあの声が。
もしや・・・・?

賑やかに笑いながら入ってきた例の二人は私の隣のテーブルに。

店は狭い。
当然のことながらテーブルとテーブルの間隙もせまい。

思わず視線が合ってしまった。

「よくお会いしますねえ。どちらから?」

適当に答えると、さらに親しげにお話ししてくださり質問が続く。
平日の昼間に一人ぶらつく年配の女がそんなに珍しいのか。

「何をしてらっしゃるの?お勤め?じゃあないですよね。オホホ
 アラごめんなさい。でも素敵なブレスレット、どこでお求めになったの?
 もしかして○▼☆?違う?あ~ら失礼ホントにや~ねえ。オホホホホ」

お店のママがお水を入れに来てくれたのを機に
私は出来るだけ失礼のないよう、満面の笑みで席を辞した。
もしかしたら、とても楽しい時間を過ごせたかもしれないけれど。

むろん、ママは意図して来てくれたわけではない。
そんなことは十分に分かっていたが
心の中でひそかに彼女に手を合わせた私なのだった。




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# by marucox0326 | 2017-10-12 20:03 | 日々の出来事 | Comments(8)

照る日もあれば曇る日も・・・。そんな日々の戯言です。


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