「ほっ」と。キャンペーン

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春はそこまで♪


暖かなウェークエンド、
知多市にある佐布里池にツレの運転で梅見に出かけた。



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ー梅一輪一輪ほどの暖かさー
よく知られたこの句
芭蕉の弟子の服部嵐雪の作・・・・。

一輪咲く姿にほんのりと暖かさを感じるという捉え方と
一輪一輪咲くごとに暖かくなっていくだろうとの作者の思いが
込められているという捉え方があるようだが、
どちらにしても、この花の持つ控えめでひっそりとした感じが
伝わって心に刻まれる句だ。



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あちこちに「梅まつり」の幟がはためく
(お写真には写ってないけど)。

地元のボランティアの方の説明によると、ここ20年ほどの間に
25種類にも及ぶ梅の木が植樹されたらしい。

私たち、ここに来るのは実に30年近くぶり。
梅の名所として耳にはしていたが、
前に来た時は観光用の物産販売のための建物やレストランなどはなかった。

近くにいても案外知らないもので
結構な人出と車の量にびっくり。



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佐布里池は周遊するのにちょうどいい距離だ。
その周囲にびっしりと植えられた紅梅白梅しだれ梅。
桜のような華やかさはないけれど、むしろだからこそ
これだけの数であっても、ポツポツと小さな花をつけている様は
楚々として主張しすぎず、日本人の心情に合う風情だ。

なんだかまさに「地上の星」といった感じ。

平安時代ごろは、梅見は貴族の間で盛んに行われていたらしい。


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梅の名所は全国にあるけれど、25種類もの梅を植えているのは
ここだけだとボランティアの方は仰っていた。
少し離れた場所には新興住宅地も開けているが
この辺りは農地と民家しかないのどかな場所。
でも梅畑とでもいうのか、あちこちに梅が植わっていて
さらにもっと増やしていく予定なのだそうだ。

「ますます梅押しですね」
「はい、梅押しです」

ボランティアの方とのお話も楽しかった。





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桜と違って一斉に咲いてすぐに散ってしまわけではないので
まだ固いつぼみのものもあり、長く愛でることのできる梅の花。

もう少し楽しめそうだ。





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鮮やかな紅色

春も近い。
もう少しの辛抱だ。





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今夜は・・・・
珍しくクラシック
水ぬるむころになると聴きたくなる
大好きなピアノ曲。

グリーグの「春に寄すーTO THE SPRING」











































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by marucox0326 | 2017-02-26 00:47 | お出かけ | Comments(0)

かくして女もひとり飯

どこかに誰かと出かけたら、お茶を飲んだり食事をしたり
たまには深夜までお酒を飲んだり・・・・・。
人とのコミュニケーションにこれらの行為は欠かせない。

しかしながら、女は食事場所にうるさい。
いやもちろん男もうるさいが・・・・・・・。

特に予約も入れず、会った流れでランチに行こうかとなった時
気心の知れない相手だと何処へ行くか?何を食すか?
少々の気づかいはお互いに必要になる。
仮りに知りすぎるくらい知っている相手であったとしも
「何にする?洋食?和食?」くらいは尋ねるかもしれない。

ああでもそんな時、実は困るのが
「なんでもいいよ」というリアクション。

「う~ん、じゃあイタリアン行く?」
と言ってテキトーに選んだイタ飯屋に入って
楽しい時間を持てれば、味はどうであれ
メデタシメデタシなんだけれど・・・・・。


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それは随分前のこと、
まだ一人で外食なんてできなかった若かりし頃
街中で友達と偶然会って食事に行こうと相成った。
彼女は「なんでもいいよ。私好き嫌いないし。」と気さくさを装ってはいたが
私自身は、正直それほど懇意な間柄でもなし、一瞬戸惑いながらも断る勇気もなく
少し緊張の面持ちで、駅地下の食堂街へと連れ立って歩いたのだった。
ところがいざ店を選ぶ段になって、それでなくても混んでいる昼時の食堂街の中を
「市中引き回しの刑」のごとく、彼女のあとをついて散々歩き回わされてしまったのだった。


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彼女曰く
「ここは雰囲気が・・・・」とか
「ここは入りにくくない?」とか
ついには「ここって食べられそうなものないよね?」と来た。
その時に至ってやっと、このヒト、実は「なんでもいい」わけなんかでは
決してなかったのだと気づくという愚かな私。




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今にして思えば
彼女はことさら味にうるさいわけではなく
食事場所に格別なこだわりを持っているわけでもなく
店探しに時間をかけるつもりもなかったのかもしれない。
人はそうするつもりなく結果してしまうことだってある。

結局、探し疲れて入ったのは喫茶店のような場所で
我々はごく普通のミックスサンドイッチとアイスティーをオーダーした。
モーレツにおなかが減っていたので、あんなに美味しいサンドイッチは
後にも先にも食べたことがない・・・・だからしっかり記憶に残っている。

その後、当たり障りなくおしゃべりして別れた彼女とはそれっきりだ。



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それから幾星霜・・・・・。

今じゃ心臓にも適度に毛が生えたおかげか
たいていのレストランには一人で入れるが
それにしても平日のデパートのお食事処。
女性のおひとり様の(自分もその一人だが)なんと多いことだろう。

美味しいものは誰に気兼ねなくゆっくりと一人で味わいたい。
アラカンのフツーの女だって行きつけのバーカウンターで一人グラスを傾けて・・・・
なあんていうのにも憧れる。
ああだけど、たぶん死ぬまでないだろうヨ私の場合。。
そしてまた私には
「一人焼肉」とか「行列のできるラーメン店」はさらにハードルが高い。

ああ「おひとり様」の道はまだまだ険しく遠い。
































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by marucox0326 | 2017-02-24 22:00 | ひとりごと | Comments(8)

オールドのほうじゃないよ!

「オイっ」(「老い」ではな~い)
旦那様が奥方様を呼ぶときにこんな風に言う。
いまや時代劇の中でしか見られない光景かとも思うのだが。

なんか見下されている感じで好ましくないわっと
感じる女性のほうが多い気がするし、
そんな風に呼びかける男性も少なくなった気がするが、
実際のところはどうなのだろう。

「オイっ」
私の父や義父も平然と母や義母にこう呼びかけていた。
子供のころはそんなもんかと思っていたが、
年頃になり、友人のご両親がお互いを名前で呼んでいる場面に遭遇した時
一瞬はっとして、次の瞬間素敵だなあと思ったものだった。


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でも、もしかしたらこの「オイっ」
今の若い女性が男性に向かって言ってもおかしくない
それくらい、街角などで若い女の子の「男言葉」をよく耳にする。
さらに言えば若者言葉と括られる単語には、
本来の意味を捻じ曲げたりされているものもあるようだが
中にはその発想に驚かされたり感心したり、感動すら覚えることがある。
やはり「言葉」は時代によって変化する生き物であると感じるのだ。

特に女の子の話し言葉は「男言葉」の範疇を超えて激変している。

が、しかし私自身は若いうちの言葉の乱れなど、
目くじらを立てるほどでもないと実は思っている。
たとえエレベーターで乗り合わせた
あどけなさの残る可愛い女の子の二人連れの形のよい唇から
「飯食いに行こうぜ」とか「うちのオカンがさあ」
などという言葉が発せられたとしても(これは実体験である)
それは友達同士のコミュニケーション用であって、
フォーマルな場所や、話す相手によって
ちゃんと彼らは、話すべき単語も意味も使用法も
それなりにわきまえていると信じたいからである。

仮に全く知らなかったとしても、それを教えるのが年長者の役目であり、
知らなくてけしからんと批判だけするというのは違うだろう。

実際我々の若いときはどうだったか・・・・・。
イキがったり、わけもなく悪ぶったりすることの
一番手っ取り早い方法は、話し方ではなかったか。
大人が眉を顰めるような言動で、わが身に鎧を纏わせてはなかったか。
でもそれはどこか体制に抗っているように見えて
中身は臆病で浅慮でぶしつけでしかなく、「若さ」なんて
大人たちの理不尽さを跳ね返せるほど強靭な武器ではなかった。

そう気づいたとき、まず変わったのは物の言い方だった気がする。
自分たちにふさわしい言葉と振る舞いを見つけるのに、多少の時間は要したけれど。
そしてイキがって悪ぶって、使ってた言葉のなんと陳腐に思えたことか。




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オイオイ・・・・なんの話だったっけ?
ああそうだ。本題は「オイっ」である。

先日ツレが珍しく私をこう呼んだ。
思わず「わたくしオイという名前ではございません」
努めて冷静を装って返した。

けれど、なんか悪い感じでもなかったのよねぇ。













































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by marucox0326 | 2017-02-22 12:00 | 話の小部屋 | Comments(14)

テンパった!!ハンドメイドチョコレート奮闘記

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お菓子のお得意なブロガーさんたちの見目麗しきチョコレートには
比ぶべくもないが、私も作ってみた。
あえてのラッピング姿でお披露目することで粗隠し・・・・である。ムフっ。

ドライフルーツやナッツを乗っけたこれは「マンディアン」。
簡単な割りにゴージャス感もあるということで、
この年にして手作りチョコレートに初めて挑むアラカン一匹。

ま・私のは名乗るもおこがましいそれもどきだが。

作り方はいたってシンプル。
なれど、お菓子作りはテキトーが許されない世界。
チョコレートを湯煎で溶かすときの温度管理が肝と言われている・・・らしい。
テンパリングというその作業にめっぽう苦労した。


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まず
大きめのボウルに入れた湯煎用のお湯を50度にして
砕いたチョコが入ったボウルを充ててゆっくりと溶かす。
(ゆるりんと溶けるまでむやみに触っちゃダメ、ひたすら待つのだぞ!大五郎)
溶けだすと早い、クリーム状になってきたら気泡が入らないように
混ぜるというか練るというか・・・・・完全に溶けてきたら
今度は30度前後まで下げた状態にしてなめらかな艶のある生地にする。
これがテンパリングというものである・・・・・・らしい。

さて、いよいよめでたく出来上がったチョコレート生地を型に流したり
スプーンで掬って丸くクッキングシートの上に落としたりして固めるのだけれど。
(体温より低いんだもん、結構固い、ここでまず焦ってあっちこっちにチョコが・・・)
しかも温度を下げるのに、湯煎用ボウルに水を入れるんだけど、この際一滴たりとも
チョコのボウルに入れてはいけない。
もちろん、チョコのボウルを外して避難させてからそろそろと入れたけれど
慌ててそのままボウルとボウルの間の隙間から入れようもんなら
粗忽者の私はきっと・・・・ああ想像するだにオソロシイ。

ガトーショコラを作った時も、そこらじゅうにチョコやら粉やらが飛び散ってたし
いつ拭いたん?と訝るほど手拭きのタオルにもべっとりだったんだよなあ・・・・。

上に乗せるナッツ類も、チョコが固まらないうちにと思うと焦りまくってしまって
ここ、結構楽しい作業なはずなのにバランスを考える余裕もない。
「取り合えず乗っかってます私たち」って出来上がりである。


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お菓子の達人であるブロ友さんたちから見れば「なんで?」
となるでしょうなこの体たらく。

素人が作るんだから溶けたらOKよって言われると気が楽なのだが、
でもこのテンパリングという作業を怠ると
なめらかできれいなチョコレートにならずくすんでしまうと
購入した製菓用チョコの袋の裏に書いてあったのだから
初心者としては素直に従うしかない。

まあこんなもんでしょ。

理系男子のツレ
「おう。うまいことできたやん」とあっという間に食べてしまうと
遠い目でぼそりといった。

「テンパリングかあ。金属焼き戻しの時も確かそんな風に言ったなあ」


やっぱりお菓子作りは科学だなあ。






















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by marucox0326 | 2017-02-20 22:22 | 日々の出来事 | Comments(12)

Happy Valentine's Day

風は冷たい。
けれど、立春(2/4~2/18までを指す)のこの時期は
その冷たさの中にあっても、
密やかな春の気配を感じさせる嬉しい発見に満ちている。

一日の始まりが徐々に早くなり
いつしか寝室に忍び込む朝の陽ざしが柔らかくなっている。
洗濯物を干すときに、凍える手に息を吹きかけることもなくなって
ふと、荒れた庭の片隅に目をやると
小さな芽吹きが、今年もツンと緑の葉を健気に見せてくれている。

そんなふうに、ピンと張り詰めた空気の中
小さな春をあちこちに見つけるのは心躍る瞬間だ。
何かが始まりそうな予感に小さな胸騒ぎを覚えてしまう。
だから
ぽかぽか陽気の花が咲き乱れる春爛漫よりも
どんなに寒くてもこの時期の青空が好きだし、2月は日々愛おしい。

それは昔、金曜日が一番好きだったあのワクワク感に似ている。

さて今日はバレンタインデイ。



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私たちVOCAL仲間の間ではもうずいぶん前から
いわゆる「友チョコ」を贈ったり贈られたりしている。

以前はチョコレートでお菓子を作ったりしたこともあったが
今回女性陣にはこんなものを選んでみた。



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ハンドクリームと浴槽に入れるバスキューブ。

私自身ハンドクリームに関してはあらゆるものを試してきた。
手は一番年齢が隠せない場所・・・
手入れをしても朝は強張っているし、乾燥は言うまでもない。
今も3個くらいを併用して使っているのだが
私の場合、決め手は何といっても香り。

余裕があればマッサージもかねて塗り込むので消費量も多いし
気分を変える意味でも、外出用のコンパクトなものから普段使いのものまで
リビングや、シンク前、ベッドサイドなどあちこちに無造作に転がっている。

このハンドクリームも香りが気に入って選んだ。

どう?女子力アップに貢献できそう?


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さて
行きつけのカフェでも小さな春に出会った。

英語で水仙は「NARCISSUS」
花言葉は「うぬぼれ、自己愛」
語源は、よく知られたギリシャ神話のエピソードに登場する
美少年ナルキッソス。

読後、オマセな女の子は思った。
美しい人は自分を見るのが好きなんだ。
そして彼女は大人になってさらに気づいた。
美しい人は、鏡を見ることだけでなく外出していても
ショーウィンドウやガラス扉に映る己が姿を認めると
立ち止まって身繕いをせずにはいられない。
そんな自己愛を自覚しているのだと・・・・。

でもこの日本水仙のキリリとした風情は
女性に例えるなら、冷たさの中に優しさを秘めた
控えめで献身的なひとを思わせる。
がしかし、日本水仙といっても原産は地中海沿岸から北アフリカ。
中国大陸を経て渡来したものなのだそうだ。



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今日はどれほどの「愛」が生まれたことだろう。
異性であっても同性であっても家族どうしであっても、
愛しい動物たちや頼もしい同僚たちや、
今は思い出の中に生きる相手にも
愛し合うすべての人たちに、
そして想い人に届かない気持ちを抱いたままのあなたにも
「愛」が届きますように。
今日のチョイスはこのナンバー。

ジェイソン・ムラーズが
レゲエのリズムを刻みながら
語り掛けるように優しく歌う
「I’m Yours」

こんな風に言えたら素敵だね。











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by marucox0326 | 2017-02-14 23:32 | ひとりごと | Comments(6)

I'm Old Fashioned

長く生きていようがいまいが、人の好みは千差万別。

目まぐるしく変わる世の中に無理についていく必要なんてない。
だからといって
ゴーイングマイウェイを貫くほどの意地も確固たるポリシーもない。

「時代遅れ」と言われようが、ずっと変わらないで居続けられたなら
それは至極かっこいいことだよね。


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はやりものに目移りする自分がいて
人の意見に左右される自分がいて
まあそれもありかもと思える自分がいる。



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ただ・・・・
昔はよかったと今を嘆くより
一見突飛な考えや行動のどこかに
小さな真実が隠れていないか探したいと思う。

だからせめて・・・・
心のアンテナの感度を上げて
目を見開き耳を澄ませることだけは
忘れないでいよう。

そしてまた
古くて美しいものは皆、どんなに慈しんだ時間が長くても
いつか滅ぶ運命にあるのなら
たとえカタチがなくなってしまったとしても
いつでも取り出せるように
心の中に小さな部屋を用意しておこう。
決して忘れることのないように・・・・。

今夜もお付き合いサンキュ。
のらりくらりといつの間にか4歳になった、
「あかね雲キレイ♪」
これからもお邪魔でなければ
あなたのおそばにいつまでも
魔除けぐらいにはなるかもヨ。








「こちらブルームーン探偵社」のマディ・・・歌もなかなか。
あのドラマ、見てたなあ・・・・。
シビル・シェパードはこの時すでにスターだったけど
ブルース・ウィリスはまだ無名だった。
クール・ビューティで長身でスレンダーな彼女は
こんなクリアな美声の持ち主でもあったのね。
天は何物も与えた好例でござんす。
持ってけドロボーと言わんばかりに。

「ラストショー」はいつかもう一度ちゃんと見たい映画。
「タクシー・ドライバー」の時の彼女は綺麗だったけど
マディの時はちょっと貫禄出てきたころだった。

I'm Old Fashioned・・・・・
言い切れない私だけれど。



How about you?






















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by marucox0326 | 2017-02-11 01:04 | ひとりごと | Comments(6)

気取って歩けば…・♪

朝の連続ドラマ「べっぴんさん」
たまにしか見られないが、ここのところジャズ喫茶で
林遣都君がドラムを叩くシーンが気になっていた。
同じ曲ばかり演奏しているので
すっかり耳の中に住み着いてしまったそのメロディ。

聞き覚えはあるのだけれどなんだったっけ?
ず~っと引っかかっていた。
この曲は確か・・・・・・。



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ソニー・クラークだ!
見つけるのに手間取るほど
私はジャズ通でも、CDコレクターでもない。
すぐに探し出せた。

久しぶりに聞いてみるその曲は
「COOL STRUTTIN'」というアルバムに収録された
「BLUE MINOR」

ああこれこれ・・・・

軽快にサックスとトランペットで始まる印象的な出だし
ソニーのピアノに続けてポール・チェンバースのベースへと繋がる・・・・
でも、改めて聞いてみるとこの「BLUE MINOR」
ドラムが特に目立つというほどでもない。
このアルバムのドラムを叩いているのはフィリー・ジョー・ジョーンズ
他のチューンでは彼も際立って派手に目立つ演奏もあるのだが。


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いくつかのCDと一緒に
このアルバムを買い求めたのはいつだったろうか。
洒落た文字のデザインとレイアウト
ヒールを履いた女性の足元の写真に惹かれてだった。
いわゆるジャケ買いである。



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朝ドラの中で
東京に出てドラマーとしての成功を夢見る二郎を演じる林遣都君。
彼は実際にドラムを叩いている。
もともと経験があるのか、演じるにあたって特訓したのかは
わからないが、あの「バッテリー」(これ大好きな少年小説)の映画化で
鮮烈にスクリーンデビューしたかつての美少年も大人になった。
そういえば連沸美沙子ちゃんと共演したんだ、あの映画でも。
なあんて、相も変わらずオバサン目線で
ちょっぴり疲れた感じのどこか世をすねた雰囲気を漂わせた
青年を好演する彼を観ていた。

それにしても・・・・・
なんで、一流ドラマーの片鱗を見せる・・・・的な役柄であるはずの
彼が演奏するのがこの「BLUE MINOR」なんだ?

調べてみると、本国アメリカでは全く売れなかったこのアルバムが
昭和30年代当時、日本にモダンジャズが入ってきたころ、
とても人気を呼び、あちこちのジャズ喫茶で盛んに演奏されたのだそうだ。
つまり日本のジャズ史上、往年の日本人ジャズファンにとっては
ソニー・クラークは欠かせないジャズピアニストであり、
「COOL STRUTTIN'」は外せないアルバムなのである・・・・そうなのだ。

何をいまさらとお思いのジャズ通の皆さんにはお恥ずかしいが
そんなことはなぁ~んにも知らずに今までいた。

なにせ、10代後半に初めて買ったジャズピアノのLPはキース・ジャレット。
嬉々として針を落としてみたものの
う~ん、よくわかんない・・・・
しかも途中なんかうなってるしこの人。
次に薦められて買ったのは
あの超有名なビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デビー」
こちらはさすがにすっかり魅了されて
それ以来ジャズピアノは彼一筋に・・・・。
といってもまあ・・・・
その後は洋楽好きながら、ロックやポップスに偏りがちだった。



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数を聴くようになったのは40代後半からだ。
決して詳しくはない。
ただ
モダンジャズばかりでなくガーシュインやC・ポーターは本当に魅惑的だし
同じ曲をヴォーカル、インスト、ビッグバンドで聞き比べたり
新旧のロック歌手がカバーしているのを、今ならYouTubeで見つけてお気に入りにしたり・・・。
まるで新たな鉱脈を掘り当てた気分で、多様なアレンジを聴くことができるのも
私にとってはジャズの楽しみ方のひとつ。




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さて・・・・・・・
「COOL STRUTTIN'」とは「気取って歩く」という意味だそうだ。

聞き終えると朝ドラのワンシーンにも重なって
どこか色あせた写真のように懐かしい。
私の知らない昭和のジャズシーンが浮かぶようだった。





Sonny Clark : piano
Art Farmer : trumpet
Jackie McLean : alto sax
Paul Chambers: bass
Philly Joe Jones:drums




そして先日
おひょいさん(藤村俊二氏)が亡くなった。
一報を聞いてせめて安らかであったことを願うばかりだ。
スタイルもファッションもお洒落で粋・・・
しかもあの優しい笑顔の下には、
どうにも甘えん坊気質のようなものも見え隠れして
憎めない人柄が滲み出ていた。
ご冥福をお祈りする。

昭和がまたひとつ遠くなった。













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by marucox0326 | 2017-02-08 01:08 | 話の小部屋 | Comments(4)

照る日もあれば曇る日も・・・。そんな日々の戯言です。


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