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冬の贈り物

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暮れなずむ空の桃色は
どこかなまめかしい。
このマゼンタ色の空を見ることが出来るのは
地球に生まれた喜びを感じる一瞬だ。
ちょっとした冬のギフトだろうか。

この時期、お日様はこんなふうに
西の空を妖しげな美しさに染め上げながら沈み
ほどなくしてあたりは、真っ暗な闇に包まれる。
するとすぐさま凍える冷気が
ますますもって救いのない心細さを従えて
真冬の夜の帳をおろしにやってくる。

寒くて暗く濃い闇・・・・そんな夜が私は苦手だ。

しかし、華やぐ都会の街角の冬の夜は別物である。
何気ない通りも、何本もの街燈が、温もりのある
優しいオレンジ色の光で道行く人々を照らし
さらに人工的なイルミネーションで飾られて
まさに心浮き立つ夢の世界。
そこには心細さなどみじんもなく
人々を幸せな非日常へといざなってくれる。

翻って、あちこちに田畑の残る我が家のあたりはといえば
取りあえず足元を照らすために設置された街灯が
ぽつんと数か所あるばかりだ。
それはいまだ蛍光灯の古い電灯で、青白く寂しげに
ぼうっと光を放ちながら、電信柱から所在無げに突き出ている。
しかも今夜などは灯し続けることが出来ずに、
チカリチカリと神経質にまばたきを繰り返しているありさまだ。

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田舎町ではあるけれど、この地に根をおろして28年。
そろそろ傷みも出てきた我が家を、来年は少しだけ
手を入れようかと考えている。

さて今年もあとわずか。
2014年も大きな事故や病気に見舞われず
家族が健康で過ごせたことに感謝しなければならない。
それにしても何事であれ、終わりのときを迎えるのは物寂しいものである。

いつも様子を覗きにお運びくださる皆さま
ありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

よいお年を。










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by marucox0326 | 2014-12-29 19:25 | ひとりごと | Comments(10)

Long time no see!

こんばんわ 浦島タロ子です。
戻ってまいりました。

今回ブログを初めて二度目の、ダブルヘッダー(一日に2回)での投稿である。
お写真もなく、言い訳に始まり言い訳に終わる記事になりそう・・・・・
イャ間違いなく、そうなると断言しよう。

全回ご報告のように、義父のことでバタついていたのもさることながら
この間2回も風邪で寝込んでしまったことや、間が空くとホラ、あのエヘン虫が
って違うでしょっ!!いや実のところまだ風邪気味ではあるが。
つまりは要するに、端的に言って、とどの詰まり、早い話が・・・・・
怠けていたわけである。

仕事でPCを開けない日はない私だが、メールのチェックや火キツネちゃん
(Firefoxでネットなどは見ている)を開いても、素知らぬふりして
「あかね雲キレイ♪」を素通りする日々。

ああそれなのに・・・・・
ある日そっと何気に
大将隠居で若造に代替わり
足が遠のいてた行きつけの小料理屋
ちょっと一杯やってくっか的に
あたかも縄暖簾をくぐる要領で
(前置き長!!っ)
吾がブログを覗いてみたら意外にも、少なからずの方々が
何度か拙ブログに足を運んでくださっている・・・・・・。

放置プレイ?!もええ加減にせえよとの神のお告げのごとく
ガツンとやられてしまい、そして何だか胸がいっぱいに。

またお付き合いいただければ幸甚である。


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by marucox0326 | 2014-12-15 22:03 | ひとりごと | Comments(4)

つづれ織り

My life has been a tapestry of rich and royal hue
私の人生は、豊かで、気高い色のつづれ織り
An everlasting vision of the everchanging view
変化し続ける視界の不朽のまぼろし
A wondrous woven magic in bits of blue and gold
青と金とで素晴らしく織られた魔術
A tapestry to feel and see,impossible to hold
感じたり見たりは出来るけど、手には触れないつづれ織り


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その心地よいメロディを初めて耳にしたとき
まるでおとぎ話か何かが語られているかのように
錯覚した私はまだ10代だった。

美しく綾織りされたタペストリーを想いながら
うっとりと意味もわからず聞き入っていたけれど・・・・。








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Once amid the soft silver sadness in the sky
空の、柔らかな銀色の悲しみの中に
There came a man of fortune,a drifter passing by
幸福な男がやってきて、浮遊物が去っていく
He wore a torn and tattered cloth around his leathered hide
彼は鞭打たれた体に、破れたボロを纏って
And coat of many colors,yellow-green on either side
緑と黄に分けられた、二色のコートを着ていた
He moved with some uncertainty,as if he didn’t know
Just what he was there for,or where he ought to go
彼は頼りなさそうに働いていた、あたかもなぜそこにいるのか、
どこへ行こうとしているのか、知らないようだった。
Once he reached for something golden hanging from tree
金色の何かがつるしてある木に彼はたどり着いた
And his hand came down empty
が、彼の腕は何も取らずに下ろされた 
Soon within my tapestry along the rutted road
わだちのついた道に沿って敷かれた私のつづれ織りの中で、何もなく
He sat down on a river rock and turned into a toad
彼は川辺の岩に腰をおろし、ヒキガエルになった
It seemed that he had fallen into someone’s wicked spell
彼は誰かの邪悪な魔法にかかったようだ
And I wept to see him suffer,though I didn’t know him well 
彼をあまり知らなかったけれど、彼の苦しむのを見て私は泣いた。

 




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As I watched in sorrow,there suddenly appeared
悲しげに見つめていると、突然に現れた
A figure gray and ghostly beneath a flowing beard
流れるようなあごひげの影に、灰色の幽霊のような姿が
In time of deepest darkness,I’ve seem him dressed in black
真っ暗やみの中で、私は喪服を着た彼を見た
Now my tapestly’s unravelling,he’s come to take me back
もう、私のつづれ織りはほどかれてしまった、彼が私を連れ戻しにやってきた。
He’s come to take me back
連れ戻しにやってきた


                            TAPESTRY  -C.KING-




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11月の末、義父が旅だった。
93歳の天寿を全うし、安らかに逝った。

老いは
容赦なく彼から一つずつ出来ることを奪っていったが
ただ耐えしのぶしかない中で、それでもなお
かき消されそうになる小さな命の炎を
彼は必死に燃やし続けた。
その懸命な姿に、最後の数カ月は
死神が近づいては諦めて去っていくような日々だった。

近親者のみだったが、参列した皆が
高齢の義父を惜しんで涙にくれる家族葬は
そんな彼の人柄を物語るようだった。


お義父さん、
天国でサイクリング楽しんでいる?










上から三枚目までのお写真は、生前よく義父がカレーを好んで食べた
ヨットハーバーのレストランから写したものです。





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by marucox0326 | 2014-12-15 21:30 | ひとりごと | Comments(6)

照る日もあれば曇る日も・・・。そんな日々の戯言です。


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