<   2014年 09月 ( 11 )   > この月の画像一覧

ヘルシーなんてぶっ飛ばせ♫

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半田市にあるアメリカンダイナースタイルのレストラン。
わが家から車で40分の距離にある。
住宅街の中にありながら、深夜まで営業しているので、
週末、夕食を済ませてから出掛けた。


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店内は明るくて、ダーツあり、ドでかいテレビあり
アメリカンなグッズやネオンライトや広告の看板で溢れている。

お薦めは100%ビーフのハンバーガー、
特に知多牛と言う地元のブランド牛を使ったものは美味しい。

当然ながら若い人や外人さんで賑わっている。


私はアップルパイとアイスティー
パイは日本人好みにさっぱりとした甘さ。


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夕食は和食だったので物足りなかったのか
ツレアイはアボカドビーフバーガー
(写ってないけどアイスティーもオーダー)

全てアメリカンサイズ・・・・・。
写真ではわからないかもしれないけれど
かなりのでかさである。






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夜9時を過ぎての飲食。
これは中高年の我々にとっては
本来禁忌であり、御法度である。

それも甘い物やカロリーの高い食べ物を
胃袋に流し込んでしまったわけで、
たまだからいいでしょ、ほんのたまのことだから・・・・。
などとつぶやくもどこか後ろめたい。

『健康ブーム』はいまや
『健康でなくてはいけないブーム』である。

後20年もすれば我々も
立派に超高齢化社会の一構成員(?!)になることは間違いないわけで
だからこそ死ぬまで出来るだけ病気知らずで居なくてはならない。

とはいえ昨今は右を向いても左を見ても
「健康」とか「ヘルシーライフのすすめ」等と言う
文字を目にしない日はない。
TVや新聞雑誌、地域の広報誌など特に
健康に関しての啓蒙が盛んになされている。
具体例や予防法が解りやすく示され、
危険信号の目安と称して、ご丁寧に採点表まで明示。

さて、あなたはこの中でいったい
どれだけの項目があてはまりましょうや?てなもんである。
そしてポイントが高ければ
よもやこんな風になっても知~らないっとばかり、
恐ろしい病名を上げて危険を呼び掛けてくれているのだ、御親切にも。

ー美味しい物は糖と脂肪でできているー

わかってますよ~だ。
中性脂肪が増え、血液がどろりんことなり
動脈硬化に、心筋梗塞・・・・エトセトラ。

駄目でショ!食べちゃあ~と自分を叱ってももう遅い。







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ああしかし
なぜだろう、若い頃から休日前の夜は
ちょっとぷらりと出掛けたくなる。
都会の真ん中ならいざ知らず
うちの近所では午後10時を過ぎて
空いている店など居酒屋でもない。

落ち着いた深夜営業のカフェが
近くにないのがいけないのサ。チッ!
などと、どこまでも理屈に合わない開き直りで
ブツクサブツクサ・・・・・。

こんな風にヤッチマッタぜ!な休日前夜は
見苦しい言いわけの繰り返しで更けて行く。












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by marucox0326 | 2014-09-29 19:18 | 日々の出来事 | Comments(8)

お家に帰ろう。

NHK朝の連続ドラマ
「花子とアン」ももうすぐ終わり
来週からニッカウィスキーの創業者
竹鶴正孝と妻リタをモデルにした
オリジナル脚本の「マッサン」が始まる。

ここのところ好調のNHKの朝ドラ
「あまちゃん」はそう見てはいなかったのだが
「ごちそうさん」はとても面白かった。
「花子とアン」はまあまあ・・・・。

ムフフ・・・・そこはやっぱりね。
離れているから余計にそうなのかもしれないが
関西弁が飛び交い、聞きなれた地名や食べ物が
出てきたりするともうたまらない。
関西人の郷愁がそそられるせいか
それとも単なる身びいきというやつだろうか・・・・。

だから当然、大阪局製作と聞いただけで
新しく始まる「マッサン」にも期待がかかる。

しかも引き続き、実在の人物がモデルであり
大正、昭和という激動の時代背景となれば
色々と興味は尽きない。

そして何より、私は主演の玉山鉄二の大ファンなのである。


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今朝、出演者のインタヴューを交えた
予告編のようなものを見たけれど
堤 真一が演じる鴨居欣次郎とやら、
モデルはサントリーの鳥井信治郎ではあるまいか。
役名からしてもじってあるのがまるわかり。

そしてヒロインは
初の外国人女優と言うことでも話題を呼んでいる。
モデルとなったリタさんも
日本に帰化し糠味噌を漬けたりして、
努めて日本人になろうとした人だったそうだが
きっと演じる立場の彼女も
異国の地での長丁場の撮影で苦労が多いだろうし
リタという人物像を体現するにふさわしい努力家さんのように思う。



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そういえば、太平洋戦争が終わって間もない
1950年ごろだろうか。
義母の伯父、つまりツレアイの母の母の兄は
東京帝大を出てドイツに渡り、ドイツ人女性と国際結婚し
日本に帰国、その後彼女は永住している。

当時も家族はこの結婚に猛反対で
当初は勘当同然だったようだが
赤ん坊のツレを抱いた伯父夫婦の
古い写真を見せられたことがある。
義母は多少の往き来があったようだ。




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故郷を離れて暮らすということ。
それは新しいHOMEができるということでもある。
第二の故郷を持つということは喜ばしくもあるが、
少し大袈裟にいえば
自分のアイデンティティに戸惑うこともしばしばある。

故郷を遠く離れさらに海を越えて暮らす人たちも
国内であれ、やはり故郷を離れて暮らす人たちも
離れているということには変わりはない。

だから、
懐かしい故郷の家に帰ったとしても
そこはもはやいっときの寓居でしかない。
楽しく賑やかに過ごした時間は留まってはくれない。
いつも決して忘れない生まれたその地への
つのる思いは計り知れないけれど
実は帰郷のたびに、微かに感じる「なじめなさ」に
営々と暮らしを積み上げている今現在の家こそが
自分の居場所であることを思い知らされるのである。

それは帰郷するたびに、
じわりと私の周りに忍び寄る靄のようなものだ。
しかし年月を経るにつれどんどん深くなっていく気もする。

そしてまた我が家に帰れば
「ここが一番ほっとする」・・・・確かにそうだ。
だが一歩外へ出れば、長く暮らすこの地においても
何かの拍子に「なじめなさ」はじわりと忍び寄ってくる。

ーめんどくさいっやっちゃなぁー
まさにその通り! 異論はない。

すっかり、地域に同化した態度を装っていても
本当のところは情けなくもそんなふうに
めんどくさい思いを引きずりながら生きている。

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの

室生犀星の詩の一節が
心に沁みる秋晴れの午後である。





※不幸な生い立ちの犀星が歌った詩の内容は
もっと悲しいものですが、冒頭の一節は私の心情に
沿っていたので引用しました。











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by marucox0326 | 2014-09-23 16:37 | ひとりごと | Comments(12)

驟雨にたたずんで。

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休日の朝は
ちょっとだけ豪華に。

サラダはわかめとお豆腐を入れて
胡麻ドレッシングという組み合わせが大好き。
ソーセージやハムはめったに食べない私だけれど
弱火でじっくりと時間をかけて、少し焦がし気味に焼いて添える。


お箸でいただくおうちごはん。


例年になく暑さのぶり返しもなく、からりと凌ぎやすく過ごせた9月も半ばを過ぎた。
出会う人との挨拶に、「日差しは随分弱くなったのにいつまでも蒸し暑いですね」
などとうんざりとした顔で交わすこともなく、見上げれば薄く灰色がかった水色の空に
すじ雲が刷毛で掃いたようにたなびいている。

どこからかリコーダーのおぼつかない音が聞こえてくる。
休日の昼間、庶民がのんびり過ごす平和な時間のBGMには
ふさわしい音色と言えなくもない。

私達夫婦の住むこの一帯も、30年近くの間にすっかり住人は高齢化し
子供たちの嬌声など聞かれなくなって久しい。
それでも6年ほど前に隣家が売りに出されてまもなく
小学生の男の子二人と、まだ幼稚園に行く前の幼い女の子一人を含む
若いご夫婦が越してこられた。
しばらくは子供の歓声やら、激しく喧嘩して
兄弟お互いに悪態をついたり、泣きわめいたりする様子が
こちらにも聞こえてきて賑やかなものだった。
時折奥さんが、「いつもうるさくてすみません」と、
会えば恐縮されていたが、
自分たちに孫がいてもおかしくはない年齢のせいか
そんな可愛らしい騒音はむしろ微笑ましく
時折クスリとさせられることもあった。
たとえば、さんざんやりあって泣きに泣いたあげくに
しゃくりあげながら吐いた幼稚園児の弟の捨て台詞。
「お兄ちゃんなんかミサイルに当たって死んじまえっ」とか。

彼等もいつの間にか中学生と小学生。
もうそんなドタバタも鳴りをひそめ、
部活や勉強に忙しいのか、今ではあまり姿も見かけなくなった。




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長男が自分で育てたといって(詳しくはここ→☆)
帰省時に持参してくれたバジルソースで作った
ホタテ入りの冷静パスタと、白菜とおじゃこのサラダ。
カッペリーニは近くのスーパーでは手に入らず
1.4ミリのパスタで作ったので、見た目はいまひとつ。
味はこんなもんでしょって感じ。




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それは少し前、突然降りだした雨の夕暮れだった。
かなり降っていたせいもあり、外はもうすでに暗かった。
帰宅した私が車をガレージに入れて車内から出ると
「スミマセン」と呼ぶ声がする。
暗闇に突然野太い声で呼ばれて一瞬ぎょっとし
あたりをきょろきょろしている私に
「スミマセン、ここです。電話貸して下さい。」
くだんの隣家のお兄ちゃんが
野球部のユニホーム姿のままで雨の中に立っている。

今日は家にお父さんがいるからと言われて
鍵を持たずに家を出てしまい、帰宅したら誰もいない
どうやら彼は締め出されてしまったようだった。

私の携帯を貸し、彼自身がお母さんに連絡し
取りあえず近くの友人の家に行くと言う。
土砂降りだったので、私は遠慮する彼を車に乗せて友人宅まで送った。
礼儀正しくお礼を言われ、車を降りた彼を振り返ることなく
すぐに車を切り返し発進させた私は
ふと見たバックミラーに映った光景にコツンと胸が掴まれた。

そこには雨の中、いつまでも私の車を見送る小さな彼の姿があった。
























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by marucox0326 | 2014-09-22 13:05 | 日々の出来事 | Comments(10)

TEA FOR TWO


そろそろ温かいお茶をポットに入れて
じっくりと蒸らし、甘い和菓子
それもそんな高級なものではなく
素朴な草もちなんぞをお伴に
お三時を楽しみたい季節になった。





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お茶をいただくことが多い。






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中国からのおみやげにいただくのは
やはりウーロン茶の高級な茶葉などだが。
(一級品は淹れるとまさにきれいな澄んだ金色で
味も香りも素晴らしい)


しかしこちらの中国茶は
もうすでに飲んでしまってない。
香ばしくて美味しかった。





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お返しにいただいた華やかなフレーバーティー。






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これまたツレアイが会社でもらってきた
ブラジル出張土産のマテ茶。
「太陽のマテ茶」って売ってるよね。
でもその市販のペットボトルでさえ飲んだことがないので
どういう味なのかさっぱり見当もつかない。

最近はペットボトルのお茶もトクホを選ぶ私としては
(お値段高めなのにかなりの種類が出ている。
それだけ売れているのだろう)
本場の味とダイエット効果?若返り効果?
に興味しんしんではあるのだが。



さてどれから開けようか♫


コール・ポーターの名曲のタイトルのように
タイトルにしたスタンダードの名曲のように
優雅に二人でティータイムと行きたいのはやまやまながら、
せっかちで「違いのわからない男」である
かのお方は味わうと言うことを知らない。
極上の一滴を集めた一椀の香りを楽しむ余裕も持たず
お伴に出した茶菓がなんであれ、
どのみちアッちゅう間に胃袋に納めてしまうに違いない。



なら「マテ茶」しかないって?!
やっぱり・・・・・。



※「Tea for Two」
はコールポーター作ではなく
作曲はヴィンセント・ユーマンス
作詞はアーヴィング・シーザーです。
訂正・加筆させていただきます。








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by marucox0326 | 2014-09-16 21:35 | おいしいもの | Comments(12)

夏のかけら

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名残の枝豆。

冷凍野菜は数あれど
枝豆の冷凍ってかなり優秀だと思う。
でもこれはちゃんと生から湯がいたもの。



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今では年中あるけれど、
ぬか漬けの茄子ときゅうりもまた
やっぱり夏の味覚。
少し古くなって酸っぱくなっても
刻んで生姜を下ろしたものを
のせるとさっぱりといただける。
真夏に熱いお茶づけと生姜の効いた古漬け、
侘びしくも夏ならではの主婦のひとりランチ。
私は好物・・・・・でも
これは関西人限定かもしれない。




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トマトやニンジンなどの入った色鮮やかなサラダもいいけど
レタスとアスパラガス(恥ずかしがってるのか隠れている)を主役に。
セロリや玉ねぎの白がより涼しさを誘うグリーンサラダ。






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しゃぶしゃぶサラダに変身させたりも・・・・。




いつもは涼しくなったかと思っても、暑さがぶり返す日も多く
いつまで続くのこの暑さなどと言いながら
じっとり汗ばむ首筋や額を吹きつつ、掃除機をかけたり
おソーメンや冷や奴が、相も変わらず食卓に並んだりしている9月。
なのに、
今年はそんな憎まれっ子の顔も見せずに
夏は唐突に終わってしまった。


そして
はや季節は色づき始めている。

いちじくもやっぱりまるごと
いただく私。







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泣き笑ひしてわがピエロ
秋ぢや! 秋ぢや! と歌うなり。

Oの形の口をして
秋ぢや! 秋ぢや! と歌うなり。

月のようなる白粉(おしろい)の
顔が涙を流すなり。

見すぎ世すぎの是非もなく
おどけたれどもわがピエロ

秋はしみじみ身に滲みて
真実涙を流すなり。



※ー秋のピエロー 堀口大學





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乾いた空気。
どこまでもどこまでも澄み切った高い空。
でも、何故だか心を落ち着かなくさせてしまう。
どこまでもどこまでも澄み切った高い空なんて
いったいどうしたものか・・・・やけに哀しい。






















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by marucox0326 | 2014-09-15 17:56 | ひとりごと | Comments(6)

音楽の話をしよう♪


涼しくなってよく聞いている
お気に入りはコレ♡


      


こちらの曲、冒頭カラオケでおじさんやお姐さんが歌っているのも
彼らマル―ン5の「This Love」という好きなナンバーなのだが
やはり、なんといっても本編の「Sunday Morning」

サワヤカでしょう?
イケ面でしょう?
サウンドもいつ聞いてもハッピーになれる。
詩の内容はサワヤカというわけでもないんだけど。


ヴォーカルソロのアダム・レヴィーン。
ハリウッドでもモテモテで、
アメリカのオーディション番組「ザ、ヴォイス」の審査員も務め
ピープル誌の「世界一セクシーな男」にも選ばれていて
最近10歳年下のモデル、ベハティ・プリンスル―と結婚した。

日本で施したらしいタトゥーも半端ない凄さ。
プロモーションビデオでも曲のイメージに添った
役柄を彼自ら演じ、その演技力も俳優顔負けである。
というか、美女と絡むセクシーなシーンが満載なので、
是非ユーチューブで探していただきたい。




冒頭の曲は、私が彼らを知った最初の爽やかなナンバーだが
一方、最新のこの曲のPVは非常にショッキングだ。
なので、対訳の入ったこちらのユーチューブで
お楽しみいただこう。







独特の声とその世界観、
センシティヴでショッキングでエモーショナルである。
(カタカナかよ?!)






一方この時期になると
思い出して聞きたくなるのは
コレ











1987年結成のパンク・ロック・バンド
「グリーンデイ」の代表曲といえば、まず真っ先に浮かぶのは
アルバム「American Idiot」のタイトル曲だろうが、
私は同アルバム収録の「9月が終わったら起こしてくれ」という
この曲でしかまず彼らを聞くことがない。

ヴォーカルのビリーが失くした父を想って書いたと言われている
曲の内容には、このオリジナルPVは沿っていない。

のどかな草原で愛を語る若い二人のシーンに始まり、
アコースティックギターに乗せて歌い出すシンプルなメロディ。
貧しいながらも仲睦まじく過ごす様子から一変、
彼が入隊を志願し、彼女と口論する場面あたりから
エレキギターが掻き鳴らされ、ドラムが激しくリズムを叩く。
イラク戦争を思わせる戦闘場面がはめ込まれ、
盛り上がる演奏の合間に、銃撃の音が響く。
ラストは故郷に残って彼を待つ彼女が
「あなたの帰る場所はここ。信じているわ」とつぶやいて終わる。








心のひび割れにも
音楽は効くと信じたい。










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by marucox0326 | 2014-09-12 23:13 | sing!sing!sing! | Comments(2)

Monolog in Fall

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大好きな巨峰。
一粒をポンと口に入れ、
皮も種も飲み込んでしまう私である。

スイカが終わりに近づいて、甘味の濃い果物が店頭に並び出すと
ーたとえばこの巨峰や、幸水、豊水といった梨だがー
果物好きの私は、果糖の取り過ぎじゃあないのかという
後ろめたい気分を小脇に抱えながら
実は二日にあけず買っては、あっと言う間に食べてしまう。

一粒ずつ丁寧に剥きながら食べたなら、
あらま爪が真っ黒や~ん、べたついてかなんな~
(関西人ですから)とばかり
きっと3・4粒で満足するのかもしれない。

言い訳がましいが
抗酸化作用のあるポリフェノールと言う奴は
皮や種に多く含まれているのだよ。
あの渋みこそが若さの元、
ぜ~んぶ食べてこそ意味があるのさ~。
などと、ひとりごちて
本日もポンポンと威勢よく口に放りこむ。
噛みしめると、はじける甘味と芳醇な香りが鼻に抜けるが、
幸福な時間に浸る間もなく、やがて噛むほどにしだいに
渋みと苦さが舌を襲う。
かまわず種も噛みしめ、皮はカスカスになるまで噛んでいると
その喜ばしくはない味が、押し込めたはずの苦い思いに重なる。

飲み込む一瞬はあっけない。
そしてまたみずみずしい甘さを求めて
次の一粒に手を伸ばす。

うっとりと甘いひとときの後に訪れる
ほんのかすかな責めにも似た味覚を何度となく繰り返し
もう最後にしようともぎりとった一粒。

さてこれは、皮と種を取り除こうかと
口元で手が止まる。

噛んだとたんに夢見心地になるのもいっときなら
その亡骸を飲み下すのもいっときのこと。

やはり皮は剥かずに食べよう。
あの後味を忘れないように。

でもきっと・・・・。
やがて深まる秋とともに
あらゆる種類の葡萄が店頭から消える頃
そんなちっぽけな責めにも似た味覚のことなど
抜けるような秋晴れの空のように
すっかり忘れてしまうのだろう。









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by marucox0326 | 2014-09-12 19:03 | ひとりごと | Comments(6)

ちっともスマートになんていかない。

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携帯電話をスマートフォンに変えたのは2年前。
ドコモユーザー歴が長いので、選んだ機種は
当時価格値引きのないギャラクシーS(右)
しかしここのところ、調子が悪く
iPhone5cに乗り換えた(左)。

息子達はもう随分前にソフトバンクに鞍替えし、
iPhoneを使っている。
私達がやっとスマートフォンを手にした時も
アンドロイドはわからんと冷たくあしらわれる始末。

ドコモがやっとiPhoneを手掛けるようになってからも
なかなか踏ん切りがつかなかったが、
今回の機種変更では、おつりがくるくらいお得だったのでついに・・・。
それはかなりのポイントがあったためだが、
次男はポイントより、その都度キャンペーンで安い時に
携帯会社を乗り替えて行く方が今は得だと言う。
しかし
それには、その方面の情報のアンテナを
いつも張っていなければならないし、
変えるごとに操作に慣れるのには時間がかかる。
私には容易にできないことだらけだ。
年のせいにはしたくはないが、サクサクとはいかないのである。

私は音楽を録音したり取り込んだり、ネットも良く見る。
SNSのインストール、
クレジットカード(明細はペーパーレスにしネットで確認している)や、
それ以外にも会員になっているサイトに
今回もログインがなかなかできないのがあったりして
しばらく格闘の日々だったのだ。


なにせ、古株君から新人君に移行できない(主に音源とかだが)ものを
再生したり見たりしたいがために、しばらくは2台併用でややこしいこと極まりない。


これもボケ防止と腹をくくるしかないのか。
ためいきをつきながら、四角い画面とにらめっこしている。




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by marucox0326 | 2014-09-07 10:00 | ひとりごと | Comments(18)

夏の終わりに・・・・。

私は、思い込みの激しい人間である。



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つい数日前、夏休みも終盤に差し掛かった平日の正午過ぎ。

私は名古屋に帰るため、新大阪のホームで「のぞみ」を待つ人たちの列の中にいた。

週に一度、実家の母の様子を見に
新幹線で往復するようになって2年になるが
どんなに混んでいても自由席で座れなかった経験はない。

だからその日も待つ人の列は長かったが
何台か列車をやり過ごすという気はもうとうなかった。






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さて列車に乗り込んだはいいが
進行方向にむかって後ろから乗車したため
座席は私には背を向けている状態。
いちいち空席を確認しながら
3人掛けの真ん中が空いているのを見つけ
左右の乗客に「よろしいですか?」と声をかけて座った。

いつにも増して混んでいる。

前方にはお連れ合いの方を座らせて傍らに立つ男性が一人。
後方にも同じ様に席の傍らに立つ男性が一人。
私の後から乗り込んできた乗客の何人かは、満席状態を見て
連結部に引き返し、所在なくたたずんでいるのが見える。

昼時なので、お弁当を広げる人も多く、
私の右隣の若者も、「近江牛ステーキ弁当」を広げ、早速に食べ始めた。
「ああそれね、私もいつか買おうと狙ってるんだけど美味しい?」
と心の中で尋ねながら、私もサンドイッチの封を切る。
左隣の中年の男性も何か食べていたように思うが、忘れた。






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顔を上げると、私の前の3人掛けの
左端と右端の席に座っている二人の様子が垣間見える。
二人とも大きく座席をリクライニングしていたため
その隙間から否応なしに、見えてしまうのである。

左端の席に座っているのは若い派手ないでたちの女性。
花柄のパンツにピンクのネイル、中指の爪だけがゴールドに塗られている。
まあそういう趣味なのだろう。
しばらくして彼女はトイレに立ったのでちらりと顔を見たが
モデル風の美女だった。

右端の席に座っているのは、頭髪は五分刈り、白のランニングを着た男性。
ゴールドの指輪にネックレス、ダイアモンドのピアスをして
やや日焼けした腕は「逞しい」というより
ただもうむっちりと「太い」という形容詞が似合っている。

こう書くと元プロ野球の清○選手の風貌を想像されるかもしれないが
どちらかと言えば、ご面相は「裸の大将」の芦屋雁之介に似ている。

車内はクーラーが効きすぎるくらいなのに、
くだんの雁之介氏、暑いのかしきりにペットボトルのお茶を飲んでいる。
ビールでも水割りの缶でもないところがどこか憎めない。


「この二人なんでグリーン車じゃないんだろう」
またもや、心の中でつぶやいたと同時に
彼女が同じ内容の言葉を発したので、ぎくりとする。







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「近江牛ステーキ弁当」はさぞ美味しかったと見え、
若者はあっという間に平らげてポカリスエットを飲み下すと
もう早や昼寝を決め込んでいる。
中年の男性は本を読み始めた。

前方の二人は、時々真ん中の席に大きく体を傾けて
何事かを話しては笑ったりしている。
きっと真ん中の席には二人の子供が座っているのだろう。






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どうやら列車が京都を過ぎたあたりから眠ってしまったようだ。

もうすぐ名古屋に着くというアナウンスに目を覚ました私は、
通路が降車する人の列で埋まっているのを見て
これだけの人が降りるなら、乗ってくる人がいるにせよ
少なくとも通路に立っていた男性二人は
席を確保できるだろうと思ったりしていた。

ホームに電車が滑り込み、降りようとする人の列が進み始め
左隣の男性も降りるために立ちあがったのを機に私も立った。

そして前方の私の前の席、
すなわち真ん中の座席を見た瞬間
唖然とした。

そこに座っていたのは、こどもなんかではなく、
ショッキングピンクの大きなトートバッグと
お土産らしき包みをのぞかせた紙袋などの「荷物」だったのである。










※ お写真は本文とはあえて関係がありません。
  フランス、ジベル二―にある「モネの館」の
  中の「ウォーターガーデン」です。
  

















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by marucox0326 | 2014-09-06 12:00 | 日々の出来事 | Comments(10)

勝利の女神にはなれず・・・・。


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何だか中途半端に終わった三宮散策。

またのリベンジを誓い、いざ甲子園へ向かう。

たまにしか行かないが、名古屋ドームでも
甲子園でも勝った試合を見たことがない私。








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いつ訪れてもココは超満員。
思い入れたっぷりな虎キチたちが
老若男女、タイガースコスプレに身を固めて集う。



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イイ大人である我々二人は、
ごくフツ―の格好で
今日はメガホンすら持たず、
ジェット風船だけは買ってスタジアムの中へ・・・・。




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隣のサラリーマン風の男性二人も
まるで近所の銭湯にでも行くよなスタイルでビール片手に観戦。

ちらちら聞こえる話の内容から
かなりコアなファンと見受ける。
一方、年々派手さを増すいでたちの
現代とかつてのお嬢さんたちは、
野球のルールを知らなかったりする。
案外そんなものだ。

昨今、韓流ブームは下火だそうだが
ジャニーズ系アイドルなどに熱狂するおばさまたちのごとく
若いOLさん達の間では、お気に入りの選手を見つけて応援するために
足繁く球場に通い、そのうち仲間が出来て小さな私設ファンクラブを作り
飲み会を開催して語り合う(何についてかはよく分からない)
なあんてことが行われたりしているらしい。
一種のストレス発散になっているようでもあり、夢中になることで
非日常にワープし、夢を見られるということもあるのだろう。
解らないでもない。

なんにせよいいことではないかと思う。
人生大いに楽しむべきである。



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翻って甲子園球場、逆転された我らがタイガース。
超満員のお客さん達はもちろんまだあきらめていない。

野球自体を楽しむなら
家でテレビを見ている方がよっぽどいい。

でもこの雰囲気を味わうために訪れる野球ファン
そしてただのお祭り大好き人間は少なくない。
このチームを応援する善男善女は皆
昔っからいい意味でも悪い意味でも
何かに取り付かれたように熱い。

盛り上がりのシーンになれば
甲子園は歓声で地鳴りがする。
本当に下から揺れるのである。

そして天は裂け、雷鳴が轟く。
これは嘘です、スイマセン。




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ちょっと載せるのを憚られた一枚。

考えすぎ?!


7回の表、ワンアウトあたりから膨らませだす気の早いお客さん達。
おかげで、あちこちでパンっバンって割れる音が・・・・。

でもまあ無理もない。
野球はツーアウトからという言葉も頓挫するくらい、
この日のゲームはしょぼい体たらくの虎軍団。
鳥谷君が、出塁しないことには始まらない。
下位打線でチャンスが回ってきてもねえ。
この前のゲームで活躍した狩野君を下げて登場の伊藤隼太君も守備でミスするし・・・。






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きれいですな、いつ見ても。

で、8回が終わると負けが濃厚になり、帰りだすお客さんがぞろぞろと。
今回は近くのノボテル甲子園に部屋がとれず、ツレの実家に泊まることになっている。

どのみち、満員電車に揺られる羽目になるのは仕方ないのだが
次の日に予定もあることだし、私達も帰ることにした。

阪神電車・・・・ホームが狭い。人がいっぱいで落っこちそう。
神戸方面の乗り場から球場が見える。
しかし、うわ~っていう歓声は聞こえず・・・・。

乗り込むと前の座席に、タカラジェンヌのなれの果て(ゴメンナサイ)
みたいな風貌の臈長けたおばさまが三人。
「今日は何かあったんですの?」と尋ねられた。
きっとこんな時間に乗ったことがないか、路線自体初めてか。
説明すると「まあ~~、それで勝ったんですの」
負けてる途中だが、あきらめて帰るのだと言うと
「まあ~~、一体どことどこの試合?」ときた・・・・疲れがどっと襲うが
上品なマダム達に罪はない。しかもすし詰め状態であるからして移動もできない。
繰り出される彼女たちの質問に丁寧に返答してさしあげた。






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〆は実家の近くのJAZZ BAR。

ここでやけ酒というわけではないけれど
ライブ演奏は終わりかけで残念ではあったが
マスターにお気にいりのマイルス・デイビスクインテットの
「RELAXIN’」をかけてもらって、少しだけ溜飲を下げた。















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by marucox0326 | 2014-09-05 14:21 | 日々の出来事 | Comments(12)

照る日もあれば曇る日も・・・。そんな日々の戯言です。


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