<   2014年 07月 ( 9 )   > この月の画像一覧

タイムマシンに乗って♪


熱暑の昼さがり、時折びっくりするほど涼やかな風が、
一瞬カーテンを揺らして、ひらりと偲びこんでくることがある。
我が家の『猫の額』には、かつて私がせっせと植えた木々達が
かなりの高さになり、この時期になるとわさわさと枝葉をおい茂らせ
そのおかげか、お日さまがやや傾きかけたころ、
梢を渡る風が心地よい体感温度となって、
一階のリビングに吹きぬけてくれることがあるのだ。

そんな真夏の午後は、
やっぱロックだよねェ。

それもカリフォルニアの風を感じられるような







御存じ「マリファナ兄弟」である。
(ドゥビーブラザーズにはそういった意味合いがあるらしい)

このイントロたまんないね。

1970年代は私の青春どまんなか時代だが
高校の頃は一番持っていたLP盤はビートルズ。
イエスやクイーンやエルトン・ジョンなどにも寄り道しながら
私にとってはやはり彼らが洋楽の原点だ。

しかし、好きなサウンドはそこからどんどん広がっていく。

1973年リリースのこのナンバー
私は大学に入ってから聞いたと思うのだが
一瞬でドキュンと胸を射抜かれた。
収録されている名盤「キャプテンアンドミー」も買った覚えがある。
ハイウェイが切断された下に馬車が配された
印象的なジャケットは、今見てもかっこいい。

ウエストコーストサウンズでいえば、イーグルスももちろん好きだったが
この「Long Train Runninng」を聞くと
色々な若かりし頃の思い出が蘇る。
その後,サウンドが洗練されてロック色は薄れていったとはいえ
トヨタのCMでもおなじみの「What a Fool Believes」も
暑い夏にふさわしいステキな曲である。










思えばあのころ
ニュートラファッションもそれなりに流行っていたけれど
大阪に住んでいたのでサーファー文化は濃厚だった。
アメリカ村とかヨーロッパ村って全国的知名度を得たのは
もう少し後のような気がするが。
当時見たサーファー映画「ビッグウェンズデイ」の
リチャード・カットにスクリーンで一目ぼれ、萩原健一も好きだった・・・・。
私のああ花の女子大生時代
色々思い出される・・・・あんなことこんなこと、あ~ったでしょう~♪
ヤべェ!
これくらいにしておかないと墓穴を掘ること間違いない。


さて話題を戻そう。
なぜか彼らドゥビー・ブラザースと、スリードッグナイトが混同しちゃうんだなあ。
ドゥビーの「Listen to The Music」
3DNの「Joy to the World」
この代表的なそれぞれの楽曲を逆に覚えてたり・・・・。

好きだった音楽も映画も本も
改めて調べなおすと、結構勘違いして覚えてたり
思いこんでいたり、最近はすっかり抜け落ちていたり
そして音とともに鮮やかに蘇えるシーンもあれば、
どうしてもぼんやりとしか思い出せない人やモノや風景がある。

ユーチューブをネットサーフィンして
そんな時間旅行に浸っていると
いつのまにか宵闇が迫っていることも珍しくない。


ヤべェ。
お米も洗っていない・・・・・。


私と違ってオタク度ゼロ男のご帰還が
こんな日に限って早かったりするのだ。

































[PR]
by marucox0326 | 2014-07-31 22:54 | sing!sing!sing! | Comments(8)

午睡から醒めて

f0250403_16074196.jpg


蝉たちの騒がしいBGMにふっと我に帰る。

昨夜はなんやかやと夜更かししてしまったのに
朝は6時前に目が覚めて、一仕事した後
ソファーに寝転んで本を読んでいたら
いつの間にか眠ってしまったらしい。

じっとりと汗ばんだ首筋を、
冷やしたタオルでぬぐいながら
時計を見ると午後1時半。



f0250403_16080071.png




昨日の深夜、NHKBSで見た「NINE]はあまり面白くなかった。
D・ルイスはもちろん、ぺネロぺ・クルスやジュディ・デンチ、
マリアン・コティヤールがかなり歌えていたのには驚いたが
吹き替えではないようだ。

「NINE]はフェリーニの「8 1/2]をミュージカル化した
ブロードウェイミュージカルで、トニー賞を取った作品の映画化なのだが
女優陣の熱演は称賛に値するものがあるようにも思えるけれど
私としては、同じロブ・マーシャル監督作品の「シカゴ」の方が見ごたえがあった。
もともと「8 1/2」自体がわかり易いタイプの映画ではないので
物語性がない分、曲やダンスに期待したのだが、ワクワクするほどには至らず。


フェデリコ・フェリーニは
コアな映画通には一番といってもいいほど
人気のある映画監督である。
私は映画通でもなければ、語るほどの知識もない
単なる映画好きだが、若いころは古い映画も含めて、
明るくてハッピーエンドで、洗練された
MGMやワーナーのハリウッド映画の方が断然好きだった。

父が洋画好きで、淀川長治が最後に解説をする「日曜洋画劇場」は
小学生のころから見るのを許されていたので、TVとはいえ
その頃に見た古い映画のほうが意外に覚えていたりする。
もちろん、その中でヨーロッパ映画も放映され見ていたが
中学生の時、マカロニウェスタンにはまり、
ジュリアーノ・ジェンマに夢中になった以外
長らくイタリアものに関心は薄かった。
何よりイタリア映画に出てくる豊満な女優さんに拒絶反応があった。
(特にフェリーニはね)
つまりは私も、エロティシズムに対して
憧れと嫌悪の感情を同時に持つ
昭和の女学生だったといえる(笑)

ただ、その中でも好きな作品や心に残る作品はいくつかある。








フィギュアスケートの大ちゃんに銅メダルをもたらし、
映画ファンのみならず、日本人にあまねく知られることとなった
フェリーニ監督の「道」もそのひとつ。
やはり淀川さんの「日曜洋画劇場」で見たのが最初だったから
私は小学生だったと思う。
TVで見て、浜辺で号泣するアンソニー・クイン演じるザンパノの
ラストシーンに子供ながら強く胸を打たれた。

失ったときにその大きさに気づいても、取り戻すことはできない大切なもの。
でも失なわなければ永遠に知ることはなかったろう心の痛みや後悔。
そんなザンパノの心象を表わすシーン。

けっしてイタリア的美人女優でない
ジュリエッタ・マシーナの無垢なまなざしも忘れられない。

彼女の死は、彼を感情のある血も涙も流す人間にしたと信じたいラストだった。




f0250403_19022462.jpg







余談だが
マシ―ナ演じるジェルソミーナに
「世の中にあるものは何だって役に立ってるんだ、こんな石ころでも」
と言ったアルレッキーノ(後にザンパノに撲殺されてしまう)を演じた
リチャード・ベイスハートは、私の生まれた年(1956年)に製作された
ジョン・ヒューストン監督作品「白鯨」で、狂言回し的なィシュメールを演じていた。
これもやはり「日曜洋画劇場」で見て、衝撃を受けた作品で、
(というか、私はエイハブ船長役のグレゴリー・ペックの大ファンだった)
その後メルヴィルの原作も読んだし、脚本がレイ・ブラッドベリだということを
後年知り、映画製作にまつわる本も最近読んだばかりなのだが・・・・。


なんだかこの暑さのなか、
熱く語っちゃった。






f0250403_16072825.png


さて

暑くて喉が渇くからと言って
冷たい飲み物ばかり取らないように注意している。
湯ざましを沢山飲むのが、近ごろの私の熱中症対策だ。
慣れるとなかなか調子がよろしい。

図書館の返却日が過ぎている。

涼やかなお菓子をつまみながら
残りは数ページ。
夕方には返せそうだ。















[PR]
by marucox0326 | 2014-07-26 20:10 | 話の小部屋 | Comments(14)

男のロマン



『男の料理』を趣味とする日本のお父さんたちが
やがて辿り着くのは、やっぱり蕎麦を打つことなのだろうか?

そして定年したお父さんたちにもまた
なぜか「蕎麦打ち」を趣味として始める方は多いと聞く。

かつて、残間理恵子氏は
「それでいいのか、蕎麦打ち男」という
自身の著書の中で、団塊世代の男性が
蕎麦打ちや焼き物作りなどの趣味に走るのを
そんなふうに揶揄したことがあった。

しかし前述のように今でもやはり、蕎麦打ち教室は圧倒的に
少し余暇のできたお父さん達に人気があるようなのだ。

そこにはやはり「男のロマン」という
うたい文句が踊っている。

仕事一徹、趣味は接待を兼ねたゴルフ程度の
包丁も握ったことのない彼らが
有り余る定年後の時間をいかに過ごすかを考えた時、
(今時60歳で完全リタイアというサラリーマンは少ないと思うが)
いきなりというか、節操もなくというか、
『おう、その手があったか』とはたと膝を叩いて
『蕎麦打ち』という趣味を持つことに思いが至る。
そして、安くもなく場所も取る道具を揃えるのだ。

そば粉(挽くことまではやらない)をこね、
面棒で伸ばしながら、お父さん、ひとりごちる。

ああ、俺のセカンドライフ結構イケてる・・・・なんてね。
まさに蕎麦を打つ姿は、哀愁をにじませた初老の男こそ
似合う・・・・・のかもしれない。

しかし私から見れば、
地味だし根気も体力も要りそうな「蕎麦打ち」という作業!?
悪いが全く興味はわかない。


食べるのはだあい好きなんだけどね。






f0250403_00254197.jpg




でラーメンかいっ。
蕎麦ちゃうやん?!

だってえ、やっと行けたのよ~~
美味しいと評判のラーメン屋さんに・・・・。
器も凝っているでしょう~~♪
長らく行きたくて行けなかったので
いそいそ行っちゃたわ~。

それにサ
評判の小じゃれた、こだわりのラーメン屋さんも
一家言ありそうな大将がいて、JAZZがBGMで
妙に「男のロマン」を感じさせるというところ
小じゃれたお蕎麦屋さんと一緒っちゃあ一緒だしィ。
とタイトルにひっぱる、これぞ強引グマイウェイ






f0250403_00253158.jpg




サイドメニューもアップしちゃおう。
まあ見ての通り、普通と言えば普通だけれど
凝ってないのがむしろ好感が持てる。
あっさりと美味しかった。





f0250403_00252096.jpg


さて


幸か不幸かウチのツレ
蕎麦打ちには全く興味はなさそうだ。
多分、そのほうが我が家の平和は保たれると
実は私も思っている。



[PR]
by marucox0326 | 2014-07-21 00:38 | おいしいもの | Comments(10)

CRY FOR THE MOON



勤務先はT市だとばかり思っていたのに






f0250403_00250730.jpg



次男は富士山のすそ野
その名も裾野市の研究所に配属になった。

我が家との距離は車で3時間超・・・・。
毎週帰省するには遠すぎる。
果たして
週末には帰ってくるかなという
母の淡い期待は見事に散った。

そもそも18歳で息子二人を遠方へと出した際、
もう一緒に暮らすことはないと覚悟を決めていたはずなのに
図らずものUターン就職で、ざわつく心の私がいた。

たとえ同居はしなくても
愛知県内にいてくれるのだと思ってしまうと
どこか安心感と、気付かないうちに芽生えた依存心。
あれこれ余計な夢を見てしまったようだ。

でもこれでいいのだと思う。
「会うは別れの始め」というのは
親子兄弟夫婦にも当てはまるのだ。
いつかは来る本当の別れに、少しずつ
免疫をつけておいた方がいい。


そんな時
やりだしてしまった写真の整理。






f0250403_16440261.jpg


着手してはみたものの
整理してんだか、散らかしてんだか。

少年期を迎えるまで、全身真っ黒な服着せてても
いつも女の子に間違えられてたなあ。






f0250403_00245095.jpg



欲しても得られないものはたくさんある。

水が半分のコップを前に
渇きを潤すに充分なのか、
不十分なのかと問われれば
いつだって
こんなんじゃ全然足りない、
もっと飲みたいと欲張りで我儘だった私。

「足るを知る」なんて
「身の丈に応じた」なんて
年長者に諭されると反発するばかりだった。

望むほどの努力もせずに・・・・。

そんな私を母親にしてくれた彼らがくれたのは
「満ち足りた時間と幸福な苦労」だった。

一体これ以上の何が欲しかったというのだろう。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


写真の中の幼く無邪気な笑顔の息子達と
今現在の二人の姿が
どうしても繋がらなくて困る。



f0250403_00025257.jpg


これからも親子であるには違いないが
今までとは違う、新たな関係性を持って
接していかなければいけないのかもしれない。



窓から見える月は
銀色の幾筋もの光の滴を
地上に降らせているかのように
雲間に見え隠れしながら
いつまでも私を見下ろしていた。



































[PR]
by marucox0326 | 2014-07-16 01:10 | ひとりごと | Comments(10)

梅雨空に唄えば♪

f0250403_10402614.jpg




台風一過の蒸し暑さ。
思考停止で、出掛ける気力もない。
なにより億劫なのはご飯づくりである。

擦るとお抱えシェフが現れる
魔法のランプが欲しい。

傍らを見遣ると
具のないインスタントラーメンならオレ、バッチシ
と親指立てて豪語するやつがひとり・・・・・・。

ありがたいお話しではございますがネェ
そのメニュー、丁重にお断り申し上げますデス。

あ~熱出そう~~。

せめて音楽のシャワーで
レッツクールダウン♪

ベタだけどやっぱりこれかな・・・・・。

土砂降りなのに気分は日本晴れ(アメリカだけど)の
ジーンケリ―が、最後に水たまりを思いっきり
バッシャンバッシャンやるシーンが大好き♪


















[PR]
by marucox0326 | 2014-07-12 18:34 | sing!sing!sing! | Comments(2)

気分はパリジェンヌ。


バゲッドを小脇に抱えて、石畳を闊歩する
足元はペタンコシューズ。
幅広ブカブカの白いパンツに
くったりしたネイビーのTシャツ。
ブロンドの髪はショートに決めて。





f0250403_20373845.jpg




そ~~んなイメージが似合いそうな
パン屋さんに
ブヒブヒと鼻息も荒く行ってきたのだ。
美味しい~~パンが食べたくてネ。

店名はフランス語である。
「ル・シズィエム・サンス」
英語で
「SIXTH SENSE」
あの映画はなんといってもトニ・コレットが良かった。
途中から殆どの人はわかっちゃったはずのブルース・ウィリスの正体。
私もわかっちゃった。
そうすっと何だか彼が間抜けに見えた、申し訳ないが・・・・。
でトニ・コレットに関しては
「ミュリエルの結婚」や「リトル・ミス・サンシャイン」等の
好演が私的には一押しの女優さん。



脱線しました、スミマセン。
つまりここは日本語では「第6感」
という店名を持つオシャレなパン屋さん。

私も記事のタイトルにはいつも頭を悩ますのだが
最近のパン屋さんの店名、やっぱりフランス語が人気・・・・・なのかな。
で販売されているのもハード系のフランスパン生地が主流・・・・なのかな。
ドイツ系のも増えてる・・・のかな。

いずれにしても、
こいつら実を言うと歯には、あんまり優しくない。
が、どちらもこれぞパンって感じ。
噛めば噛むほど小麦の香りと甘さが口中に広がり
顎が疲れるくらいが、味わいがあって好きなのである。
まあ米粉のパンの優しい食感も不変の人気で
好みはそれぞれだが、
私はやっぱりおコメはおコメで味わいたい。
幸いにしてまだ歯のほうは何とか頑張ってくれているしね。

そしてあのプウンと鼻孔をくすぐる
小麦の香ばしい匂いが店内に満ちているお店に
一歩足を踏み入れると、つい買い過ぎてしまう。
たかがパンと侮るなかれ・・・・今時は油断すると
1000円札が1・2枚ではすまない。





f0250403_20372786.jpg


お買い上げは・・・・。

トースト用にパン・ドゥミ、
発酵バター使用のクロワッサン
フィグ・フリュイ(イチジクのパン)ともちろんバゲット
オーダーしてからクリームを入れてくれる細長いパン。
(これがウリらしい、名前忘れた~)





f0250403_20371495.jpg



このお店のお隣は、赤いドアが印象的な
ランチがお得で有名なイタリアンレストラン。

私の相棒、12年の付き合いになるミラジ―ノもチラリ。






f0250403_20361931.jpg





ジャム(ここはコンフィチュールと言わねばなりませぬ)もある。
おめかしして、「私を好きーに連れてって」と
言ったか言わないかはともかく、二人暮らしには量が多いので断念。


さて
週末のブランチに
美味しくいただきましょうかね。





















[PR]
by marucox0326 | 2014-07-11 22:36 | おいしいもの | Comments(6)

七夕なのに・・・。

f0250403_10414115.jpg





久しぶりに作った牛すじと大根の炊いたん。
(こんにゃく入れたら「ぼっかけ」かな?)

大型台風が接近している。
私の居住地域は、パラパラ程度の雨が降ったりやんだり。
ちょっと不気味な生暖か~い風が吹いて、ヤな天気。

昨日は久しぶりにゴスペルレッスンだった。
行くのが(遠いので)億劫な時もあるけれど
やっぱ歌うと気持ちがスッキリ!
行き帰りの車の中、思い切り歌っていたりもする。


その中から1曲。


「SO YOU WOULD KNOW」
(もちろんお贈りするのは、私達ではなくプロの歌声だが)

ソロ部分は先生が歌い、私達はコーラス部分。
ちなみにワタクシはソプラノパート♪









ほかにも先生の選曲はとにかく
クールでステキ♡




うっとしい気分が少しは晴れたかな・・・・。

皆さんも充分気を付けて。
台風の被害がありませんように。



[PR]
by marucox0326 | 2014-07-07 20:32 | sing!sing!sing! | Comments(2)

人が泣く時

その昔
息子達にピアノを習わせていたことがあった。
しかし、母のDNAを忠実に受け継ぎ、二人とも長続きはしなかった。

それは長男が小学校6年生になる前の春休みの最後のレッスン日。

生徒が止めて行くこと自体、先生にとっては珍しくもないことだったと思う。
「お勉強やスポーツ頑張ってね」とおっしゃってくださり
お別れのご挨拶をして先生宅(自宅レッスンだった)を出て車に乗り込み
ふと見ると、声を上げずに息子が泣いている。
あんなに止めたがっていたのに・・・・・。

車内に秘めやかに響く彼の鼻をすする音を聞きながら、
私はハンドルを握り、夕闇せまる中家路を急いだ。

同じ時期にやっぱり止めてしまった次男も
車に乗り込むと同時にひっそりと泣いていた。


「どうしたの?」
この時は、尋ねた。
「なんでか・・・・わからない」


人は悲しくて泣き、嬉しくて泣き、
辛くて泣き、怒りにまかせて泣き、悔しくて泣く。

しかしそれ以外にも
何故か涙が
溢れ出てくることが
時にはある。





f0250403_22483054.jpg



今朝のことだ。
なにげなく目を遣った朝刊の
いわゆる人生相談のようなコーナーに
寄せられた悩みを読んだ時
私は説明のつかない感情に襲われた。

悩める相談者は70代の女性。

5年前にご主人に先立たれての一人暮らし
息子さん達は独立し幸せな家庭を築いている。
ご自分は趣味の場で知り合った同世代の男性
(この方も同じく伴侶を亡くされての一人暮らし)と、
食事やお花見、文化的行事の鑑賞などのお付き合いが始まり
いつしかホテルに行くようになり、プレゼントをもらったり
誘われて一泊旅行にも行くようになった。

彼女は、幸せを感じながらも
世間体を気にし、公になることを畏れ
肉体関係に発展してしまったことも含め、
後ろめたさと罪悪感を感じている。

この年齢でこんな関係を続けている
自分はおかしいのではないか、
このままだと
断れなくなってしまうのが怖い・・・・

これ以上お付き合いを続けていいものだろうか。


というわけである。




f0250403_21375651.jpg


回答者は寿命が延びた現代
「高齢者」だからといって恋愛もせず
「老人らしく」生きていく必要はない。
堂々と恋愛関係を楽しめばいい
と答えている。


まっとうな回答だ。
むしろ、欧米の人や進歩的な現代人から見れば
「なんの障壁も問題もないのに、いったい何を悩んでいるの?」
と首を傾げるばかりだろう。
しかしまた一方
若い人には理解しがたい部分があったり、
同年輩の女性の中には
相談者が言うように「いい年をして・・・・」
と眉をひそめる方もいらっしゃるかもしれない。





f0250403_21393622.jpg



実は記事を読んでいるうちに
私は泣いてしまったのである。

何故かはわからない。

うまく言えないが
彼女が至福のただなかにありながら
それを素直に喜べない、幸せに浸りきることが出来ずに
羞恥と旧弊な貞操観念から抜け出せないでいることに、
だからどうしたいのと言われても仕方ないような悩みを訴えていることに、
もしかしたら
ちいさな感動を覚えてしまったのかもしれない。


f0250403_22585209.jpg


老いて、一人身になったからと言って
このような幸福に出会えるとは限らない。

応援したい気持ちである。

もしこの先この二人の関係が
周囲に知られることになっても
多少のやっかみ、ねたみはあれど
大いに祝福されるにちがいないと私は思っている。












[PR]
by marucox0326 | 2014-07-05 23:04 | ひとりごと | Comments(8)

小さな幸せ見っけ♪

アボカドがつるりときれいに剥けると
一人で思わず小さくガッツポーズ。



f0250403_19485534.jpg




「チョー気持ちいい」
今日はなんかいいことあるかしらん
って思ったりする。








f0250403_17240189.jpg






た~っぷりとEXバージンオイルとお醤油をかけて。







f0250403_17242882.png




こちらは我が家の夏の定番「プチトマトのマリネ」
セロリやキュウリ、パプリカを入れたりもするけれど
プチトマトだけでも充分。
レシピはこちらで
暑い時期にはさっぱりとして、いくら作っても
(しかも作り方は超簡単)すぐなくなる。

脂っこいおかずの箸休めなどにはサイコーなので是非是非。

福神漬けの代わりに、カレーライスに添えるのもグッド。





f0250403_17241477.jpg




見た目もラブリー♡
白ワインにも合いまするゥ






f0250403_17265315.jpg






冷凍したプチトマトすべてが、
つるんと皮がむけると充足感に満たされる。
「ああ、チョー気持ちいい」
主婦ってね、
たったこれだけのことでも喜んだりできる。
日常のささやかな幸せのひとしずく。










f0250403_19172900.jpg




少し前のことだ。




11年目の愛車を車検に持っていった時
頼んでもいないのに、
壊れていたキーがきれいに修理されていた。
実は、壊れたのは昨日今日ではない。
ワイヤレスキ―の機能が使えないまま
一万円以上もする修理代を渋って
かなりの期間、使えぬこともないのだからと
いちいち鍵穴に差し込んで使っていたのだ。

とはいえここで
知らんぷりは出来ない。

『この鍵の修理代は?』

イケ面と言うより、
素朴な笑顔で丁寧な応対ぶりがチョー気持ちいい
オートメカニックのお兄さんは、
即座に請求書に目を走らせるとさわやかに言った。

『サービスです』

『まあ、ありがとう』

鼻歌も出るかというくらいチョー気持ちいい。

車に乗り込み、入り口で見送る彼に軽く会釈をして
しばらく走り、ふと助手席を見ると
随分前に失くしたと思っていた
私の小さい時の写真が置いてある。

なんでここに?
車に落ちていたなんて。

彼は言うのを忘れていたのか
それとも・・・・・
そりゃあ言う方も言われる方も
こんな写真・・・・恥ずかしいよなあお互い。



f0250403_17234820.jpg




小さなラッキーの妖精は
いつもどこかに潜んでいて
時折、きまぐれをやらかしてくれる。


































[PR]
by marucox0326 | 2014-07-04 20:01 | おいしいもの | Comments(8)

照る日もあれば曇る日も・・・。そんな日々の戯言です。


by marucox
プロフィールを見る
画像一覧