2017年 07月 04日 ( 1 )

Blame It on the Sun

ホント、こんな心境になる連日の暑さ
皆さま、いかにお過ごし?

Blame It on the Sun
太陽を責めたくもなる日中の猛烈な暑さ。
でもね、これは歌のタイトルなのヨ♪
大好きなスティービー・ワンダー
彼の数ある名盤の中でも、私が自分のおこずかいで初めて買ったのが
「Talking Book」(1972年発表)というアルバム。



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このアルバムで
彼のファンになった50代、60代の方は多いことだろう。

老いも若きも一度は聞いたことがある曲から
耳馴染みのよい曲まで今聴いても色褪せない。

もちろん当時はLP盤である。
何度も針を落として擦り切れるほど聴いては
真似して歌ったものだった。




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当時S・ワンダーのことは
さほど詳しくは知らなかったロックに夢中な高校生だった私が
一曲目ですっかり彼のメロディセンスの虜になってしまった。

「ヨーアーザ、サンシャイン~オボマラアィ~~♪」
(正しくは「You are the sunshine of my life♪」)という最初の一節
この甘くメロウな歌いだしは、いつ聴いても幸せな恋の予感に満ちているし
続く、「You are the apple of my eyes♪」のアップルって何?
という疑問に答えてくれたのは誰だったか・・・・・・・・・
とにかくそれが「愛しい人」を意味することもこの時に知った。

「迷信」は一生懸命何度も聞いて練習した。
けれどあんな風にかっこよくは歌えなかった。

「サンシャイン」と「迷信」
この2曲はいまも歌い継がれる
もうスタンダードと言ってもよい彼の代表曲だ。

その中のとてつもなく好きな一曲。
「Blame It on the Sun」
S・ワンダー作曲、そして彼の最初の妻シリータ・ライト作詞
離婚後に発表されたこの曲は失恋の痛手を歌っている。

当時はなんて切なくて胸キュンなバラードなんだろうと
メロディの美しさに魅了されるばかりで歌詞に注目することはなかった。

後年その背景にあるエピソードを知るまでは。




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当時、モータウンレコード所属の20歳の盲目の天才シンガー。スティービーと
同じ会社の秘書として雇用されたのち、バックコーラスからソロシンガーとして
認められつつあった24歳のシリータ。出会ってすぐに二人は意気投合、
共同で曲を製作するうちに、それは恋に発展し結婚するも1年半で破局。

シリータは離婚のショックで精神を病み療養生活に入るが
その後ミュージシャンとして復帰。数多の男性アーティストと共演
その後ベーシストとの結婚そして離婚を経てなお、
スティービーとは密接な関係が続いたという。
シリータが晩年ガンに侵され58歳で亡くなるまで。

音楽面では彼女のソロアルバムをスティービーが全面協力したり、
彼の曲に彼女がコーラスで参加したりと
二人はお互いの音楽の才能を認め合っていた。
そして驚くことに離婚後10年後に、彼との間に娘もなしているのだ。



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「blame]・・・・・・責めるとか非難するという意味だけれど
例えばクリスティーナ・アギレラの大好きな「Hurt」という曲。

I'm sorry for blaming you
For everything I just couldn't do
And I've hurt myself by hurting you

あなたを責めてごめんなさい
何もかもあなたのせいに。ただそんなふうにしかできなかった。
私自身も傷ついたわ、あなたを傷つけることで。




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「Blame It on the Sun」

Where has my love gone?
How can I go on?
It seems dear love has gone away.
愛はどこへ行ったの?
私はどうすればいいの?
愛しいあなたはもういない。

Where is my spirit?
I’m nowhere near it,
Oh yes, my love has gone astray.
私の想いはどこに?
居場所もなくして
そうね、私の愛は道に迷ってしまったの。

But I’ll blame it on the sun,
The sun that didn’t shine,
I’ll blame it on the wind and the trees.
太陽のせいね。
輝きを無くした太陽のせい。
風や木々のせいよ。

I’ll blame it on the time that never was enough,
I’ll blame it on the tide and the sea,
But, my heart blames it on me.
充分とは言えなかった時間のせいよ。
潮や海のせい。
でも、私の心は私を責めているのよ。

Who poured the love out?
What made this bitter doubt?
Is peace not here for me to see?
愛を注いだのは誰?
何がこんな苦い疑いをかけさせたっていうの?
私にとってここは平和な場所ではないのね。

Wish I could tell you,
But, words won’t come for me to speak.
できるなら、あなたに話したいけれど
でも話す言葉が見つからないの。

But I’ll blame it on the sun,
That didn’t fill the sky,
I’ll blame it on the birds and the trees.
ああ、太陽のせいよ。
空を光で満たせない太陽のせいだわ。
鳥たちや木々のせい。

I’ll blame it on the day that ended once too soon,
I’ll blame it on the nights that could not be,
But, my heart blames it on me.
早すぎる結末を迎えたその日のせいよ。
空しく過ぎ去った夜のせいだわ。
だけど、私の心は私自身を責めているのよ。

(background)...yeh, yeh, yeh, ooh,

Your heart blames it on you this time

あなたもきっと今この時
あなた自身を責めているのね。






そのS・ワンダーの全面バックアップで出した
彼女のソロアルバム「Syreeta」の中でも
「Blame It on the Sun」は聴くことができる→☆

ソウルフルというより、繊細な高音が印象的で
風貌もどこか少女のような可愛らしさを持った黒人女性シンガー
シリータ・ライト。

この曲を聴くたびに、時にゴシップにまみれながらも
彼女の愛したのはスティービーただ一人だけだったのではないのか
そんな風に思えてならない。




















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by marucox0326 | 2017-07-04 13:10 | sing!sing!sing! | Comments(6)

照る日もあれば曇る日も・・・。そんな日々の戯言です。


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