2017年 06月 11日 ( 1 )

それぞれのHometown  ー親子旅 in The U.S.#11ー

「都会は苦手」とおっしゃる方には不遜に聞こえるかもしれない。

でも
これほどの大都会でさえ、
緊張や怖れなどでものおじすることもなく
かといってワクワクとエキサイトしてるでもなく
私はなんだか懐かしいような心地よさの中にいた



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大阪のど真ん中で育った私にとって
山や湖や森に囲まれた長閑な自然にあふれた場所は
深呼吸すれば細胞が生き返るような
体中が浄化される気持ちの良いユートピアだ。
でもそれは命の洗濯のためにたまに訪れるから思えることであり
そこで暮らし、生活を営む場所として考えたことはない。
正確にはその勇気がない。

田舎暮らしや半自給自足のような生活を、
素敵だなと安易に憧れを抱くことすら
何だか私のような人間には傲慢な気もする。



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家を買い、今の場所ーまだ田畑の残る新興住宅地と、古くから何代も住み続ける
生粋の地元住民が多く住む地域の残るーに移り住むときでさえ
情けなくも都会育ちのもやしっ子は、あれこれ考えすぎて蕁麻疹ができた。



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そんな私にとってのふるさと

それはやはり、
林立する高層ビルだったり
行き交う車の排気音だったり
信号も守らず先を急ぐ人の群れだったり・・・・・。
(ニューヨーカー、信号無視多し)



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見上げればビルのはざまで小さく切り取られた空のブルーも
埃っぽく、訳のわからない妙な匂いがない混ざった空気の悪さも・・・・
8歳から26歳までの記憶にそっと寄り添う私の心の風景。

それらにとてつもないノスタルジーを感じる
そんな人間もいるのだ。

もちろん
エンパイアステートビルの80階から見下ろす風景は
大阪や東京とは違う。

そして「薄汚れた都会が私には似合うのサ~」と
かっこをつけるつもりも毛頭ない。

ただ、ここに吹く都会の風は
ロンドンやパリでは感じられなかった
郷愁を呼び起すのだった、なぜかはわからないけれど。




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一方西宮の浜に近い場所で育ったツレ。

小中学生のころは虫取りに興じ
海の側のテトラポットの上で鬼ごっこをしたり
堤防の傾斜を自転車で駆け下りたりしてたらしい。
そのころの私は、近くの
植え込みが少しと文字が彫られた碑が立っている
公園とも言えない狭い場所で友達と遊んだりしたが、
浮浪者がねぐらにしていて怖かった。
ビルの駐車場でかくれんぼをしたような記憶もあるが
さだかではない。

息子たちはといえば
生まれ育った町からそれぞれ大学進学に伴い
東京都内と京都市内に下宿した。

二人が軽くカルチャーショックを受けたのは言うまでもない。


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自分にとっての一番落ち着ける場所。
それはやっぱり住み慣れた今の場所なんだろう。
私が帰るべき居場所はそこであって、ふるさとではない。

でも遥か彼方、記憶の底に沈んだままの「ふるさと」は
こんな形で突然顔を出して、私を戸惑わせるのだった。



こんなことを書き連ねて
今更ながら大きな懸案事項がひとつある。
それは・・・・。



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「marucoxって・・・・・さぞ洗練されたお洒落な都会の女なのね」
との感想を持たれたやも知れないということ。


これについてはまことに遺憾ながら
想像と妄想の翼をもぎ取る権利は私にはない
・・・・・・・・・・と申し上げるほかない(汗)。














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by marucox0326 | 2017-06-11 21:00 | お出かけ | Comments(10)

照る日もあれば曇る日も・・・。そんな日々の戯言です。


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