2017年 03月 20日 ( 1 )

Spring has sprung♪

三連休の最終日、ポカポカ陽気は続いている。
ああしかし、喉のイガイガ、鼻のムズムズ、目のかゆみ
今年もやっぱりやってきた恨めしき花粉症。
我が身にとっては、嬉しくも悩ましいシーズンの到来である。

とまれ、家の中にこもりがちだった暗く長い冬は立ち去り
いよいよあちこちで聞かれる花の便りに心は浮き立っている。

さて今年のお花見はいかに?・・・。



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実母の遠距離介護を続けて5年足らず。
最初はさほどたいそうなことではなく、
足腰が弱ってきて気弱わになった母を
月に一度か二度のペースで見舞うといった程度のことだった。

それは奇しくもブログを開設し始めたころと重なる。

子供たちもそれぞれ社会人となり、
親としてようやく肩の重荷を下ろした想いと
心に空いた小さな空洞を埋めるために、
自分自身の暮らしの中で出会った出来事や、
ふと立ち止まって思うこと考えること
それは些末なあれこれだけれど、世の中に発信してみようと思った。
かつて、私がそうだったように
(私にはお気に入りのブログがいくつかあった)
もしも誰かの目に留まり、ブログを通して共感をしていただいたり
一緒に考えていただけるようなことになれば
何だかそれは心躍る人生の小さな宝物になるかもしれないと・・・・・・・・・。



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この間、長男は結婚し子供が生まれ
次男も伴侶を得て仕事でアメリカに旅立った。
そして実母には認知症の症状が現れ始め
私は毎週、名古屋→新大阪間を新幹線に乗って実家に通うようになり、
昨年からは毎月十日間ほど自宅に母を連れ帰って看る生活となった。

この五年間を簡単にいえば、まあざっとそんなところだ。

もちろん詳細に話せば数十ページに及ぶだろう色々な出来事は、私のブログ生活を脅かし
親しくさせていただいていたつもりのブロガーさんの更新が止まって数か月に及ぶと
さらに私の心は折れ、昨年は本当に更新が途絶えがちだった。

投稿する気が起らないかわりに
普段は全く気に留めないアクセス数を見ては思ったものだ。

「この数字がゼロになるまで見届けてやろう」




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一人暮らしの母は、
今では殆ど車椅子生活になり、会話もなくなった。

徘徊や妄言に振り回されたりもしたが
昨年の秋ごろから、私は自宅介護にこだわることに疑問を感じ始め
老人ホームへの入居を考えるようになった。
認知症といえども自意識が強く、思い立ったら驚くほど行動を起こして
あげく周囲を困らせてしまううちは、老人ホームへの入居は考えられなかったのだ。

正直一人で置いておくのは危険な状態だったにもかかわらず
そうせざるをえなかった。

そんな中、母をデイサービスやショートサービスに預け
ヘルパーさんに助けられながらなんとかやってきた。
介護現場の方たちは皆優しく明るくて本当によくしていただいたし
若いスタッフの方に囲まれて笑顔の母の写真もある。

そのうち、母はだんだん感情を荒立てたりしなくなった。

それは認知症だからわからなくなったというよりも、
体も思うように動かせなくなって、ただじっとそのことに耐え
静かに悲しみと諦めを受け入れるしかなかった母の姿なのだ。

母にとって良かれと思ってしたことも
果たして本当によかったのかどうか。

常に自問自答の毎日。

私が時間をやりくりして母を看たからといって
結局はそれは自己満足でしかないのだ。

虚しさの中で、
私もまた深い井戸の底を見つめているような気分に陥って
抜け出せない日も少なくなかった。



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そんな私の実家詣でももうすぐ終わる。
私の自宅にほど近い場所に
空きのあったこじんまりとした介護付き有料老人ホームに
月末母は引っ越すことになっている。

母ももうあちこち行かされなくて済むし
私もいつでもただ会いにだけ行けばいいのだ。

また新たな母との時間が始まろうとしている。





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今頃になって気づいたのだが
偶然にもその日は私の61歳の誕生日だった。


今日も外は穏やかに晴れ
午後の陽ざしがサッシから部屋に伸びて
気持ちのいい春分の日となった。

一人のんびりとトレーン(J・コルトレーン)のサックスを聴いている。





























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by marucox0326 | 2017-03-20 13:33 | ひとりごと | Comments(16)

照る日もあれば曇る日も・・・。そんな日々の戯言です。


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