2017年 03月 12日 ( 1 )

水も滴る・・・・

f0250403_22045710.jpg

熊本県山鹿産の小玉スイカが届いた。

スイカだ~い好き。
こんな時期にいただけるなんてサイコーの贅沢ではないの?!
小玉スイカって皮が薄くて食べやすくて、甘さも濃厚
しかもこのサイズ感は我々シニア夫婦にとってはありがたい。

でも調子に乗っておなか壊さないようにしなくては。
まだまだ冷え込む朝夕、体の冷やしすぎは禁物だ。



f0250403_22051557.jpg


パッカーン

「水も滴るいい男」なんて
いまどき通常会話にはなかなか出てこないフレーズだけれど
こちらはまさにそんな形容がぴったりのみずみずしさ。
おいしそ~

まあね、何でも手に入る昨今、季節外れの果物も
お金に糸目をつけなければ、昔ほど手に入れ難くはなくなったけど。



f0250403_22072134.jpg



あれはやはり3月だった。
だが時は50年以上も前に遡る。
祖父が亡くなる直前、スイカを食べたいと言うので
父がスイカを買いに走った。
あちこち走り回ってやっと見つけたというのに
その口元に甘い汁の一滴すら飲ませることのできないまま
祖父は息を引き取ったのだった。
その時私はまだ幼く、死ぬことの意味も分からなかったはずなのに
なぜかその場にいたかのように、
そしてまるで映画のワンシーンのように
今もそのことを反芻できるのは、後から何度も周囲に聞かされたせいだ。
それはきっと多感で感じやすい年頃の娘の想像力が
頭の中に見てもいないその場面の映像を作り上げたに過ぎない。

いつもスイカを食べると
布団に寝ているお祖父ちゃんが浮かび
周りに伯父や叔母たち親戚が取り囲んでいる
勝手に作り上げたそんなドラマチックな光景が、必ず頭に浮かぶのだった。
だがそれは事実ではないはずだ。
何故なら祖父は病院で、容体が急変して亡くなったのだから。

私もまた「最後の晩餐」には特別な何かを欲するのだろうか。
何が食べたいのか聞いてくれる誰かがいて、その為に奔走してくれる・・・・・。
そんな最後を迎えることができるのは幸せなことなのかもしれない。



f0250403_22054453.jpg

とっても甘くてシルキーな舌触り。
スイカってもっとざっくりガリッとした食感だったと思うけど
こちらは柔らかくてシャリシャリと優しい上品なお味。


熱い夏に、蝉の声をBGMに
汗をふきふき、大きな舟形にカットされた
スイカにかじりつくのも大好きだけれど
これはメロンのように切り込みを入れていただくとよかったかも。




f0250403_22081100.jpg



思い出しついでに・・・・・・

「寅さんシリーズ」をすべて見ているわけではないのだが
なかでもとても印象に残っているのが、マドンナが佐藤オリエだった作品だ。
そもそもはテレビ放映だったのが映画化されて、山田洋二監督は初回で終えるつもりが
それなりに当たったので、続編を作ったというその2作目にあたる。

「寅さんシリーズ」
当初長らくお正月映画として親しまれるなどとは、製作者側は思ってもいなかったらしい。

これはその劇中にあるエピソードなのだが・・・・。
(もし思い違いがあればご指摘いただきたい。)

東野英治郎が寅さんの恩師の役で、佐藤オリエはその娘の役だ。
渥美清扮する寅さんが仕出かす事件を、先生は𠮟りつけながらも
暖かいまなざしで接するのだが、ある日病に伏してしまう。
「鰻・・・・それも江戸川の鰻が食べたい」という先生のために
寅さんは毎日のように川に釣り糸を垂れるが釣れない。
そのころでさえ、江戸前の鰻は養殖物が殆どだったのだ。

見かねた佐藤オリエが
「買ってきて、お父さんには釣れた鰻だといえばいいじゃないの」
と恐る恐る言うと寅さんは本気で怒りだす。

「お嬢さんっ!!なんてこと言うんですかっ」
「ご・ごめんなさい・・・・」
「なんでそれをもっと早く言ってくんなかったんですかっ」
急いで買いに走る寅さん・・・・・。

「先生っ」
意気揚々と鰻を持って寅さんが恩師の家に行くと
揺り椅子にもたれかけた先生の後ろ姿が・・・・。



f0250403_22200783.jpg


昔はよくテレビでリバイバル放送をやっていた。
何度見ても可笑しくて、そしてやがてじんわり悲しい。

佐藤オリエの恋人役で出ていた山崎努は素敵だったし
他にもいいセリフがあってとても好きな作品だった。

寅さん・・・・人生を教えてくれたよなあ。


今朝もいただいたスイカ。
すでにもうあと二分の一個でおしまいである。











































[PR]
by marucox0326 | 2017-03-12 09:00 | おいしいもの | Comments(8)

照る日もあれば曇る日も・・・。そんな日々の戯言です。


by marucox
プロフィールを見る
画像一覧