Spring has sprung♪

三連休の最終日、ポカポカ陽気は続いている。
ああしかし、喉のイガイガ、鼻のムズムズ、目のかゆみ
今年もやっぱりやってきた恨めしき花粉症。
我が身にとっては、嬉しくも悩ましいシーズンの到来である。

とまれ、家の中にこもりがちだった暗く長い冬は立ち去り
いよいよあちこちで聞かれる花の便りに心は浮き立っている。

さて今年のお花見はいかに?・・・。



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実母の遠距離介護を続けて5年足らず。
最初はさほどたいそうなことではなく、
足腰が弱ってきて気弱わになった母を
月に一度か二度のペースで見舞うといった程度のことだった。

それは奇しくもブログを開設し始めたころと重なる。

子供たちもそれぞれ社会人となり、
親としてようやく肩の重荷を下ろした想いと
心に空いた小さな空洞を埋めるために、
自分自身の暮らしの中で出会った出来事や、
ふと立ち止まって思うこと考えること
それは些末なあれこれだけれど、世の中に発信してみようと思った。
かつて、私がそうだったように
(私にはお気に入りのブログがいくつかあった)
もしも誰かの目に留まり、ブログを通して共感をしていただいたり
一緒に考えていただけるようなことになれば
何だかそれは心躍る人生の小さな宝物になるかもしれないと・・・・・・・・・。



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この間、長男は結婚し子供が生まれ
次男も伴侶を得て仕事でアメリカに旅立った。
そして実母には認知症の症状が現れ始め
私は毎週、名古屋→新大阪間を新幹線に乗って実家に通うようになり、
昨年からは毎月十日間ほど自宅に母を連れ帰って看る生活となった。

この五年間を簡単にいえば、まあざっとそんなところだ。

もちろん詳細に話せば数十ページに及ぶだろう色々な出来事は、私のブログ生活を脅かし
親しくさせていただいていたつもりのブロガーさんの更新が止まって数か月に及ぶと
さらに私の心は折れ、昨年は本当に更新が途絶えがちだった。

投稿する気が起らないかわりに
普段は全く気に留めないアクセス数を見ては思ったものだ。

「この数字がゼロになるまで見届けてやろう」




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一人暮らしの母は、
今では殆ど車椅子生活になり、会話もなくなった。

徘徊や妄言に振り回されたりもしたが
昨年の秋ごろから、私は自宅介護にこだわることに疑問を感じ始め
老人ホームへの入居を考えるようになった。
認知症といえども自意識が強く、思い立ったら驚くほど行動を起こして
あげく周囲を困らせてしまううちは、老人ホームへの入居は考えられなかったのだ。

正直一人で置いておくのは危険な状態だったにもかかわらず
そうせざるをえなかった。

そんな中、母をデイサービスやショートサービスに預け
ヘルパーさんに助けられながらなんとかやってきた。
介護現場の方たちは皆優しく明るくて本当によくしていただいたし
若いスタッフの方に囲まれて笑顔の母の写真もある。

そのうち、母はだんだん感情を荒立てたりしなくなった。

それは認知症だからわからなくなったというよりも、
体も思うように動かせなくなって、ただじっとそのことに耐え
静かに悲しみと諦めを受け入れるしかなかった母の姿なのだ。

母にとって良かれと思ってしたことも
果たして本当によかったのかどうか。

常に自問自答の毎日。

私が時間をやりくりして母を看たからといって
結局はそれは自己満足でしかないのだ。

虚しさの中で、
私もまた深い井戸の底を見つめているような気分に陥って
抜け出せない日も少なくなかった。



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そんな私の実家詣でももうすぐ終わる。
私の自宅にほど近い場所に
空きのあったこじんまりとした介護付き有料老人ホームに
月末母は引っ越すことになっている。

母ももうあちこち行かされなくて済むし
私もいつでもただ会いにだけ行けばいいのだ。

また新たな母との時間が始まろうとしている。





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今頃になって気づいたのだが
偶然にもその日は私の61歳の誕生日だった。


今日も外は穏やかに晴れ
午後の陽ざしがサッシから部屋に伸びて
気持ちのいい春分の日となった。

一人のんびりとトレーン(J・コルトレーン)のサックスを聴いている。





























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Commented by nobikunJ at 2017-03-20 17:52
この土、日と浜松の実家に帰省していました。
主な目的は母の家事の負担軽減ですが、顔を見せに帰って来いという父の熱いリクエストに応えました。
年老いた両親、いつまでも元気でいて欲しいと願いながら、父がたまに見せる母への威圧的な態度に腹が立ってしまいます。
そうすると、思わず父に威圧的になっている自分を発見してしまいます。
親子って、何歳になっても難しいですね。
もうすぐ90歳の父、いいかげんいつもニコニコの好々爺になってほしいと思うのですが(笑)、甘いのですかねぇ・・・。
もっとも、この頑固さが長生きの秘訣かもしれないのですが。

Commented by marucox0326 at 2017-03-20 18:51
> nobikunJさん
こんばんわ。

離れていると顔を見せることが親孝行ですものね。
さぞお喜びになったことでしょう。
ご両親ともにお元気で何よりです。
私もそうでした。
だんだんと親子の立場が逆転して、色々目につくこともあると
親に説教めいた口を利くようになったりもしますが
親子ですもの、結局は許しあって分かり合っているんだと思います。

>頑固さが長生きの秘訣・・・・その通りだと思います。
いつまでもお元気でいていただきたいですね。
Commented by 40ansparis at 2017-03-21 07:13
読ませて頂いて、、涙が出ました。私自身、今は離れていて何も出来て居なくて、実家の近くに住む妹夫婦に甘えっぱなしです。まだうちの両親は介護が必要という訳では無いけれど、、、自分で答えが出ないまま答え探しをしていたり、、考えても仕方がないけれどぼうっと考えてみたり、、私もそういう時、自分の気持ちに寄り添ってくれるのがジャズです。
ブログを始めてからの年月と家族の年月が重なって、、不思議な事に、そして有難い事に私も、ブログを始めたおかげで、お会いした事も無い方々から励まして頂いたりして、、ブログは私には行き場のない気持ちを落ち着ける役目もあります。
また聞かせて下さいね。
marucoxさんの体力健康のためにも、一番いい方法に落ち着いたのですよね。新しいリズムが生活になっていく様子、また語って下さいね。
Commented by katananke05 at 2017-03-21 10:24 x
親に取って最善のことと
自分が ベストとかんがえること あるいは 折り合える事、、
食い違いがでても 仕方ないことですよね〜 
その身になったら 初めて判る事も 多々ですからね〜

まだ 修正出来る時間があるかたは 幸せです〜
モウ両親がいない わたしには
後悔が 多く、、ですよ〜
ブログには 助けられます〜
いろいろな見方や意見 情報が得られますし
心の支えも 得られます〜
ほとんど会った事もない
けれど 大切な 友、、達です〜
Commented by cafe-moco-cafe at 2017-03-21 15:03
marucoxさん♪ヽ(´▽`)/
J.コルトレーンのCDをお店で流そうと
ご報告したくて遊びに来たら!!!
なんという偶然の一致。
わぁお~★嬉しいやら びっくりやら。
ジャズに詳しくないのにピアノバーに行き
たいしてオーダーせずにバーテンと話し込む、そんな客だったのです(笑)
だから、好きなんて恐れ多くて言えず、
でも、聴いていると優しくなれるjazz。。。

長い間 遠距離介護されていたんですよね。
今、やっていることが
正しいか間違ってるか 誰も確信なんてないまま。
日銀の総裁だって そう、きっと。
ただ、信じ毅然とやる、いや、やってみる。
人生はその繰り返しだと 思います。

認知症、誰にも訪れる可能性がある病気。
私も覚悟の上です。義理の母、夫、自分。
だからこそ 今を生きるだけ。

marucoxさんのブログに辿り着いたのは
オレさん繋がりだったか…定かでないですが
私の心の拠り所。無理せずたまにアップを
期待していますよ!アラカン様の視点は鋭く
私が言いたかったことを うまく文字にしてくださり
うん うん うん とパソコンの前で頷いてます(笑)
モコ
Commented by tatuotoko0406 at 2017-03-21 16:15
ビックリしたー
ブログを休止すんのか?と思いましたよ〜〜 文脈で。。。
ボクのブログ独り言時代からの友人ですからね。
安心しました^^

親の話は我々には現実ですからね。
いろんなヘビーな話を聞きますが、ここではスルーしときます。
ボクもブログは前みたいにはアップ出来なくなってるので、テキにやりますわ^^;
Commented by marucox0326 at 2017-03-21 17:37
> 40ansparisさん
いつも私のザレバナシに耳を傾けていただきありがとうございます^^;。
泣かせてしまってゴメンナサイ。
国外に離れているとおさらですよね。
いずれ皆年を取れば、降りかかる問題ですが
そうなってから考えても遅くないと思います。
私もそうでしたから。
日本の介護制度を利用して、妹さんたちに負担のかからないように
いくらでも方策はあります。認知症といっても人それぞれですし
こちらの思うようにいかないことも多いですが、私も試行錯誤でここまできました。

そしてそう、私にとっても音楽はかけがえのないもの。
いつも助けられています^^
もうなんだか自分のブログを見るのもウンザリになっちゃって。
でもこうして聞いてくださる方がいてコメントまで下さる・・・・。
大切にしなきゃと改めて思いました。
これからもよろしくお願いしますね^^。
Commented by marucox0326 at 2017-03-21 17:49
> katananke05さん
こんにちわ。
いつもありがとうございます。
そうですよね。
私も世話をできる喜びもあれば、
ざるに砂を入れているような空しい気持ちや、
腹が立つこともある中、人が老いていく様を
見つめていくことで学ばせてもらってもいます。
これからも後悔のないよう、母に寄り添っていきたいと思っています。

そしてブログにも助けられていることを忘れていたのかも。
細く長く。。。わかってはいるんですが一時はちょっと煮詰まっちゃって。
こんな私ですが、これからもよろしくお願いしますね。
Commented by marucox0326 at 2017-03-21 18:14
> cafe-moco-cafeさん
こんにちわ。

トレーン、お好きでしたか?
私は実は今一つで、春分の日にかけてあげてみただけなんですけど^^;
(equinox:昼と夜の長さが同じ、vernal equinox day:春分の日)
私はサックスだとソニー・ロリンズのほうが好きですが
でも改めて聞くと「EQUNOX」もなかなかいいですね^^;
でもカフェのBGMにはコルトレーンだと「BALLADS」のほうが向いてるかも。
ビル・エバンスのピアノトリオも素敵かも。
私も詳しくはないのですけどね^^;

そうですね。介護は誰の身にも必ず起こること。
割り切ることも大事だし、自分を犠牲にするつもりもないと
やってきました。でも去年は色々あって・・・・。

そうそうオレさん繋がり!
↓心配してくださって感謝感激ですワ
オレさんも最近は男の悲哀を滲ませちゃったりなんかして。
お写真に癒されています。

かけがえのない大切なブロガーさん達。
また皆さんに甘えてぐちっちゃうかもしれませんが
末永くよろしくです^^
Commented by marucox0326 at 2017-03-21 18:24
> tatuotoko0406さん
オレさん、こんばんわ。

弱音を聴いてくださりありがとうございます。
そんな風に言っていただけて嬉しいのナンノ・・・・。
(使わせていただきました)
時々へこみます。でも皆さんのあったか~いお言葉で元に戻れる
ゲンキンな奴でもあります^^;

オレさんの都会を切り取るお写真の腕にはいつもうならせられます。
そしてじ~んとするのですよ、お写真で語れるスキルがない私は
ついつい無駄口が多くなっちゃって。

こんなアラカンですがこれからもよろしくお願いいたします。
Commented by nana at 2017-03-21 22:38 x
こんばんは~
トレーンのサックスを聞きながら書いています。
私がmarucoxさんのブログに出会ったきっかけは、キャロル・キングのつづれおりの画像でした。大好きなアルバムに通い合うものを感じたのです。映画や洋楽の話題も楽しみでした。話の小部屋や日々の出来事では、同じ場面、きっと私も同じように感じるだろうな~ということが多々ありました。
新幹線での遠距離介護を5年間も~~続けられたのですね!
週2回は実家に行くようにしている私ですが、車で行ける距離ですし、普段、母を看ている父、ヘルパーさん、看護師さんのおかげで、私は母とおしゃべりばかりしているのですが・・・。
投稿する気が起きないという気持ちはわかります。誰かに聞いてもらいたいのに書けないときがありますし、いろいろな思いが過ぎって書けないときもあります。それもまた~ブログですから~自然体でいいと思っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
きょうは雨で寒かったのですが、明日は暖かくなるそうです♪



Commented by tawrajyennu at 2017-03-23 09:35
こんにちは♪

私はブログを始めて10年目になるのですが、
やはり、ブログ仲間にずいぶんと助けられました。
自分の思いを共感してもらい、そして意見を言ってくれる仲間とは、実際の友達にもなり
今もずっとお付き合いが続いているんですよ。

遠距離介護を5年、大変でしたね。
私は関東の出で、両親をいずれ看ることになるのだろうなと
思っていたのですが、両親は私と同じ県内の有料老人ホームに
さっさと入居してしまいました。
遠距離を覚悟していたので、これはとても助かりました。
子どもも小さかったですしね。
自宅や親の家で看てあげられるのが最上かもしれませんが、それは限界があります。
私は、お互いにそれがよかったと思っています。
義母は、田舎でずっと看ていましたが病気を機に特養、病院と移り住みました。
田舎のことゆえ、自宅で看ずに特養にというのは
周囲に色々な目で見られていたのかもしれませんが
私たち夫婦と義母との最善の選択であったと思うようにしています。

ブログを書く気がしないというのもわかります。
一時は書かなくちゃという気持ちに自分がついていけない時期もありましたけど
誰のブログでもない、自分のブログだと思うようになり、書きたいという気持ちの時に書けばよいのだと思った途端、気持ちが楽になりました。

これからもmarucoxさんのペースで更新して下さいね。
Commented by marucox0326 at 2017-03-24 09:40
> nanaさん
nanaさん、お返事遅れてごめんなさい。

そうでしたか。
私の方はnanaさんのイラン映画の記事に
コメントさせていただいたのが最初だったような気がしていましたが
いずれにしてもいつもありがとうございます。

はい~、アメニモマケズ、フブキニモ、デンシャノチエンニモマケズ
通いましたが、次の段階に進んだといった感じです。
nanaさんもお母様のお世話が大変とお察しします。
お優しいnanaさんのさりげないご家族とのふれあいを
何時も微笑ましく拝見しています。

ブログについては、マイペースで私も続けているつもりなのですが
介護ブログにはしたくないのに、母の事しかネタがないくらい
しかもほのぼのとした情景からは程遠い出来事が続いた昨年でした。

これからはホームで穏やかな日々を過ごしていってくれればと願っています。

春の気配は誰の心も前向きにしてくれますね。
またお付き合いよろしくお願いいたします。
Commented by marucox0326 at 2017-03-24 10:14
> tawrajyennuさん
こんにちわ。

はい、存じていますよ~。
実際のお付き合いにまで発展するのは
きっと、tawrajyennu さんのお人柄の良さですね。
とても理知的でアクティブ、それでいて家庭的な面も持っておられ
物事に対して真摯に向き合っていらっしゃることがブログを通して伝わってきます。

介護のご経験もいつぞやのコメントで伺った記憶があります。
誰の身の上にも起こり得ることですが、
身内でも介護放棄をされる方も多いと聞きます。
ましてや tawrajyennu さんは義理のご両親はじめ
ご主人のご親戚とのおつきあいまで、私などよりずっと大変な中、
本当にしっかりとこなしておられることにいつも敬服しております。
だからこそtawrajyennu さんの決断はきっと正しかったと思いますし
周囲の方たちも結果的には理解を示されているのではないでしょうか。

ブログについては、ただ日記のように日々の出来事を綴るというより
生意気に聞こえるかもしれませんが、私なりにこうでありたいといった
思いがありました。
でも私の日常が、あまりに介護一色になってしまった昨年の一時期でしたので
ブログを綴る意味を見失ってしまったのです。

お優しいお言葉をありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いしますね。
Commented by BBpinevalley at 2017-04-01 20:20
私自身の介護の日々を思い出しました。
と言っても、海外から通い介護で、弟と行ったり来たり。
ヘルパーさんには本当に助けてもらいました。
今でもお付き合いがあります。

お母様は老人ホームに移られていかがでしょう。
お気に召せばいいですね。
これから、お互いに余裕を持って会えるといいですね。
私自身は、良い老人ホームがあれば、今からでも予約しておきたい気分です。
さっさと自分でチェックインしたい。
注文通りにいかないのが人生ですが。
Commented by marucox0326 at 2017-04-04 14:55
> BBpinevalleyさん
こんにちわ。
お返事遅れて申し訳ありません。
介護のご経験がおありなのですね。
それも海を越えての介護生活、大変だったことでしょう。
私もヘルパーさん達には、あらゆる面で(精神面でも)
本当に助けていただいたと思っていますし、
今も介護現場で働く人たちには頭が下がる思いです。
介護の程度も、取り巻く状況も人それぞれですから
一概に何が良いとはは言えませんが、母も何とか慣れて穏やかな日々を
過ごしてくれています。

そうですね。思い通りにはいかないものとはいえ、老後の生活設計は
元気なうちにしておかなくてはいけませんね。
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by marucox0326 | 2017-03-20 13:33 | ひとりごと | Comments(16)

照る日もあれば曇る日も・・・。そんな日々の戯言です。


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