最近私的キネマあれこれ

今年に入ってから数本の映画を映画館で観た。

今月からは60歳パスで、一人で行っても料金は安くなる。
いよいよ自分もおばさんからおばあちゃんかと嘆息混じりに呟く。
でもシニアと呼ばれることに抵抗するより、年齢制限ありきで低価格になる
料金設定を素直に喜んで、もっと映画館に足を向けたい。
と思ってはいるのだが、いかんせんここ最近
これぞという作品に出会えていない。

心に引っかかった事柄ならどんなに些細なことでも
自分の言葉を紡ぎだそうともがくことを厭わないのに、
(結構この産みの苦しみ的感覚が好き)
その気が起こらなくて困っている。

生来のものぐさである故か、ブログを立ち上げたからといって
自分が読んだ本や、観賞した映画やお芝居やコンサートのすべてを
備忘録のようにアップするわけではない、この気まぐれブログ。

それでも
お話ししているうちにヒートアップするかもしれない(苦笑)


f0250403_13115442.jpg

「マリーゴールドホテル・幸せへの第二章」

一作品目の「マリーゴールドホテルで会いましょう」が
キャストが皆魅力的で素敵な映画だったので、期待値が高すぎたのかもしれない。
勇んで観に行った続編は、肩透かしを食らった、普通すぎて。

ホテルの若いオーナーを演じたデーブ・パテール
当たり前かもしれないが、『スラムドッグ$ミリオネア』の時とは随分印象が変わって
今作では、さらにおじさん化が進んでいた気がする。まだ20代半ばなのに・・・・。
(ファンの方々ごめんなさい)
そして改めて驚いたのは、私が通う英会話スクールの
すぐ辞めちゃった韓国系カナダ人の先生に雰囲気がすごく似ていたこと。
(前作観賞の折にはまだ英会話を習っていなかった)
見た目も、早口で良くしゃべるところも。

前作に感銘を受けたリチャード・ギアが、今作品に自ら進んで出演を望んだらしいが
このメンバーには、なんだかしっくりこない。むしろその違和感が狙いなのだろうか。
ホテルオーナーのママと恋に落ちる設定もなんだかなあ。
彼女とのシーンでのR・ギアの目線や表情はいつも通り・・・・実にエロっぽい。
そこだけ妙な空気が流れる。ギア様は何やってもギア様だね。

キャストがカップルでバイクに乗るシーンや、
お約束のボリウッドダンスを
英米人キャストも踊る圧巻のラストシーンを加えて
華やかさは加味されているのだが・・・・。

前作は思いがけない世界的なヒットだった。
今作はヒットを狙って製作された感が。これも続編の宿命?

でもこれらのシーンやハリウッドスターを迎えたりして
派手な演出が増えた点は、前作のファンから見れば好みが分かれるところだろう。

私的には、お気に入りのビル・ナイが出るシーンが多くて
それは大満足だった。





f0250403_17063067.jpg

「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」

シャーロック・ホームズは実在していた
そして90代となった今、若かりしころに引退を余儀なくされた
未解決事件に再び挑むことに・・・・・
なんてキャッチコピーにまんまと乗せられ観に行くも、観終わって唖然。
シャーロキアン諸氏は、この映画にミステリーを期待してはいけない。

我々から見て日本でのシーンが、
非常に奇妙な点は仕方ないにしても
数々のはてなが浮かぶ。

真田広之の役って何の意味が?
日本から大事に持ち帰った「山椒」は何の意味が?
シャーロック・ホームズって私立探偵だよね確か?
ほかにも?な点があったけれど、未見の方のためにこのくらいにしておく。

ただ、さすがの名優イアン・マッケラン
60代と90代の演じ分けが見事だった。
家政婦を演じたローラ・リニーは久しぶりに見たが
それにしてもまだ実年齢50歳そこそこのはずなのに・・・・・
う~ん、役作りか・・・いやそれならもっと若い設定でしょうが、
いやこれ以上はやめておこう。地味ながら好きな女優さんなので、つい。





f0250403_16395273.jpg


余談ながらローラ・リニーについて少し。
どちらかといえばインディペンデント系の映画出演が多く
英国俳優との共演が多いので、ずっとイギリス人だと思っていた。
調べたら実際はニューヨーク生まれのアメリカ人だった。
全然イメージ沸かないなあ。


f0250403_17042718.jpg



「偉大なるマルグリット」も観たんだけどねえ。
これ、実在した「世界的音痴」の富豪の女性がヒロインのモデル。
彼女についてのエピソードを元に作られたお話という触れ込みなのだが・・・・・。
本国フランスで大ヒットってほんまかいな。

現代でも、お金持ちで趣味で楽器演奏する人の中には
財力に物を言わせて私的にライブ張る人はいるけれどサ。

う~ん、ストーリーとしても、ずっとまだ何かあるに違いないと
思いつつ我慢してみていたが・・・・あの結末???は違うだろっって感じ。

カトリーヌ・フロは、結構好きな女優さんだけにとっても惜しい。

詳しくストーリーは言えないが、これだけは言いたい。

声を出して歌うときに音程の取れない人はすなわち
正確な音を聴き取る能力のない人のことを言うのだとしたら
それはどんな方法で聴くにせよ、正確に聴き取れないはずだってこと。





f0250403_16392210.jpg

なんだかんだ結局かなり温まってきたところだが
これにておしまいにしましょ。
お付き合いサンキュざんした。

























[PR]
Commented by 40ansparis at 2016-04-24 19:04
先日コメントをしたのですが、、最近コメント欄の調子が、または私の方の何かが調子悪いのか、、残されていなかったので、、もう一度、、。
マルグリット、、何度も予告紹介フィルムも観たのですが、あまり観る気にならず観ませんでした。
フランスで凄く動員数が良かったのは事実ですが、そもそも最近のフランス映画がテレビドラマのような感じのも多いのでヒット作がない、、のもあると思います。それにフランスも暗いニュースばかり、失業は増える、、、笑って単純に楽しい映画がヒットしています。フランスに居て実感するのは、良い映画がヒットしたのとは状況が違うように感じる事でしょうか。あとは、ベテラン女優が音痴のこの難しい役を、見た目は軽く自然に演じて、観客を楽しませたことに対する評価のようです。
普通の人間を演じるより困難、音痴の役や例えば下手なピアノなどは、逆に本当に上手でないと演じられないから、その難しさを観客も分かっていて、映画賞でも女優賞を彼女が獲りました。確かにどんな女優でも演じられる役では無いんですよね。
でも、古い良い映画は、最近の映画を5本くらい見た位の凄さがあり、、やはり最近の不作ぶりを感じましたよ。
Commented by marucox0326 at 2016-04-27 19:54
ラパンさん、こんばんわ。

コメント欄、時々変ですよね。
何度も操作していただいたならゴメンナサイ。

そうですねえ、あくまで個人としての感想ですが
マルグリットが何故そこまで
聴衆の面前で歌うことにこだわったのか
(夫に振り向いてほしいから?単なる自己顕示欲)
今一つ掘り下げられてなかった気がするし、
ラストシーンは、録音された自分の声を聴くのですが
・・・。言えないけど私は「はあ?!」でした。

このヒロインのモデルは、アメリカの富豪夫人で、
レコードも出していて、ユーチューブで聴けます。
D・ボウイなども持っていたみたいですよ。

ですからたぶん本人は客観的に自分の声を聴けたはず。
それでも音痴に気づいていないのか
少々外れていても平気で録音していたかは
本人のみぞ知るですが、まあ、お金に物を言わせて
いたことだけは確かです。
それを音楽を愛する気持ちと捉えるか
冒涜していると捉えるかは個々の考えでしょう。
とはいえ、カトリーヌ・フロは熱演でした。
Commented by nobikunJ at 2016-05-01 16:41
学生時代は年間400本近くの映画を映画館で観ていました。
今は最後に映画館に行ったのがいつで、何を観たのかも思いだせません。
先日、学生時代の友人と集った時、「約束の時間まで間があったので映画館に行っていたよ」という者がいて、それが大学時代から30年の時を越え、とても自然に発せられた言葉だったので、自分自身がタイムスリップしてしまったような感覚に襲われました。それは30年前に私も普通に使っていた言葉。「社会に出ても、映画館で映画を観ない野蛮人にはならないぞ」と思っていた自分がそこにはいました。
とりとめのない文でごめんなさい。
Commented by marucox0326 at 2016-05-02 17:01
nobikunjさん、こんにちわ。

その本数はすごいですね。
そしてたまたま時間が空いたから
映画館で映画を観るなんてことも
今は入れ替え制で、途中から入場もできないので、
むずかしいことのように思います。

以前は、ふらりと出かけて映画館に入ったら
とても面白い映画をシリーズで上映していて
気がつけばそのままずっと居座ってしまった
なんてこともできましたが。

でもビデオ鑑賞でも私は全然かまわないと思って
いる派なので、またお気に入りのDVDを探して
みるというのもいいのではないでしょうか?
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by marucox0326 | 2016-04-12 19:21 | スクリーンの向こうに | Comments(4)

照る日もあれば曇る日も・・・。そんな日々の戯言です。


by marucox
プロフィールを見る
画像一覧