Autumn Leaves
2015年 12月 08日
日中は暑いくらいの陽気のせいか、押し迫った感はまだない。
それでも・・・・
年賀状や大掃除などのやらねばならぬ年末仕事はデンと控えている。
「これこれそろそろ取りかかっても早すぎると言うことはないのだよキミ」
とばかり・・・・警告ランプが頭の片隅でチカチカしている。
にもかかわらずむしろ、やれクリスマスだ、イルミネーションだ、忘年会だと
アラカン主婦も心浮き立つイベントごとのほうに気を取られる一方である。
誰が困るわけではないが、滞りがちなブログ更新。
パソコンは毎日のように開けるのである。
しかしながら幸か不幸か、我が家(マイブログ)よりはるかに興味深く
麗しくも豪勢な「お宅訪問」(他ブログ訪問)に走れば長居してしまい
ユーチューブを開けばあれよと言う間に1時間ぐらい聞いてしまう。
そしてすごすごと貧相な我が家(マイブログ)に戻って、やる気をなくす。
ヘタレですな、まったく。
素敵なアンティークのお店を某所に発見。
この時は、四つのティーカップが掛けられた
クラシカルな什器を形どった真鍮のミニチュアを買った。
しばらく店主のお姉さんと話し込む・・・・そんな時間が楽しい。
実家に帰ったら時々寄るとしよう。
お茶を飲む時間や音楽を聞く時間を持つことはかかさない。
今は来春の発表会に向けて歌う曲のコーラスのパート部分が
頭の中をぐるぐると回っている。
前回はディズニー映画「魔法にかけられて」から選曲した
「So Close」をソロで歌った。
「泣いちゃいました」と言ってくれた若い女の子がいて
お世辞でも嬉しかった。
ー秋深き隣は何をする人ぞー
松尾芭蕉の辞世の句は「旅に病んで夢は枯野をかけ巡る」だが、
そのひとつ前に詠んだといわれる、よく知られているこの句。
調べると解釈は様々なようなのだが、
私にはなんともいえない寂寥感が漂っていると感じられてならない。
独り暮らしの老人の、孤独の中に身を置きながらも
一見とぼけた言い回しが、逆につつましくも凛とした
暮らしぶりを想わせる・・・そんな情景が目に浮かぶのだ。
ジャズを聴きながら、突然俳句が頭をよぎるなんて
だんだんと日が暮れてきたせいだ。
名盤「Somethin’ Else」収録の
「枯葉」を聞きながらキーボードを叩いている。
マイルスのトランペットが優しくじわりと心に沁みる。
今日の気分は浮かず沈まずといったところ。
ある映画サークルに入りたくて大学を選んでしまった私。それでもせめて文学部で学びたかったのですが、受かったのは観光学科のみ。当時の私は旅行が大嫌いで(今は大好きですが)全く観光に興味が持てなかったのですが、「旅」といえば松尾芭蕉がいるじゃないか、と一人で研究テーマを無理無理作って教授を困らせていました。
そんなことがふと頭をよぎった初冬の夕暮れです。
ジャズにお詳しいnobikunjさん。
過去記事で拝見したマイルス・デイビスのCDを
私もいくつか持っていて嬉しくなりました。
「枯葉」のジャズアレンジはヴォーカルもピアノも
色々好きなんですが、この日はビル・エヴァンスの
ピアノよりこっちの気分でした^^
ご承知のようにこのアルバムは
キャノンボール・アダレイ名義ではありますが
M・デイビスの「枯葉」といえばコレ。胸を揺さぶります。
母が俳句をよくものしていて、かつては賞をいただいたり
句誌の巻頭を飾ったりしていたのですが、不詳の娘は
その才はなく・・・でも短歌より俳句の方が好きです。
大学で松尾芭蕉について研究されていたなんて素敵ですね。
私も若いころ、乗り物酔いが酷くて旅行嫌いだったんです。
今は行きたいところがありすぎて^^;
雨上がり南風が吹きましたね。押し詰まった感もないです。
「So Close」、ユーチューブで聞いてみました。しっとり心に入ってきました。この曲を歌って、「泣いちゃいました」と言わせちゃう・・・素敵です!お世辞ではないですよ。若い女性の心に、何かが届いたのでしょう。そう言ってくれる人が1人でもいたら、その1人のためにだけでも、歌ってよかったですし、同じ思いの方もきっといらしたことでしょう。心に感じても、何も言わない人の方が多いですもの。
被害などはありませんでしたか?
なんと家の庭木の大枝が折れてしまって・・・。
週末後片付けです^^;
「So close」いい曲でしょう?
そしてお恥ずかしいですが、ありがとうございます。
聞く人の心に何かを届けられるような歌を歌えるように
これからも精進しなくては^^;
この「魔法にかけられて」という映画も
単なるおとぎ話ではなくて素敵なんです。
ディズニーもピクサ~の描くストーリーは
非常に練られていて、大人も楽しめる
感動作が多いですよね。