フランクフルト空港を駆け抜けて♪
2015年 11月 09日
ホテルの窓から見たロンドンの空は薄曇りだったが
朝焼けがほのかに遠くをピンク色に染めているのが見えた。
この曇天とも今日でお別れである。
朝食を食べている暇はない。
なにせ、フライトは9:30。
少なくとも2時間前にヒースロー空港に到着するためには
空港まで、悠長に地下鉄に乗っていては間に合わない。
その3分の1ぐらいの時間で空港まで連れて行ってくれる
ヒースローエクスプレスにパディントン駅から乗りこむ。
無事に空港ロビーに着いたはいいが
朝早くからのチェックインにまたもや長蛇の列である。
私達が乗るフランクフルト空港までの便には
見渡したところ、アジア人は見当たらないようだったが
ふと気付けば、ツレが初老の日本人男性と話している。
オックスフォードでの学会帰りだという大学教授然とした
その紳士は私達と同じく、フランクフルトで乗り継ぎ
中部セントレア空港までの帰国便も同じだった。
「よかった、ご一緒ですね。」
乗り継ぎ時間が十分にないことは
事前にわかっていたことだったが
どうも二人でそんな話をしていたようだった。
チェックインをようやく済ませると
やっぱり売店へ・・・。ここでポンド札は全て使いきった。
外国紙幣
昔なら少しは持って帰ったりしたし、
家にはツレが出張時に持ち帰ったフラン紙幣や
よくわからない外国のコインがあるけれど
いまや国際情勢の変化は目まぐるしく、何より世界は狭くなった。
その珍しさもありがたみも、もはや薄れている。
案の定というか
この1時間余りのフライトが少し遅れて
フランクフルト空港に到着したため
その後、私は広い空港内を走らされるはめになった。
若くないとはいえ、思いのほか足の早い彼らに
遅れを取るまいと必死についていく。
結果的にはギリセーフというわけではなかったが、
こんなときたまたま知り合い、帰路の道づれとなった
空港内を熟知されているうえに英語も達者な
お伴のお方は、意外にも上品な物腰に不釣り合いなほど足が速い。
あっちだこっちだとまことに頼もしく
心強くもあったのはまぎれもない事実である。
ただ
もちろん私が妙齢のかよわき女性には
けっして見えないことなど、重々承知してはいるものの、だ。
彼とそもそも足早なツレもまた、いっさい歩を緩めるでなく
立ち止まって私を振り返るでもなく、ひたすらに先を急ぐのだった。
そりゃあ容赦なく・・・・・・・・・・・。
未だに後ろ髪を引かれまくってるのが、文面から漂ってるんですが(笑)
でもマジで最近の物騒な欧州。
何事も無くて、良かったですね♬
>未だに後ろ髪を引かれまくってるのが
文面から漂ってるんですが(笑)
確かに3日半では物足りなく、もっといた~い
私でしたが、う~んこの記事からも漂ってましたか。
ロンドンもパリも常にテロの脅威にさらされている
都市で、警戒は厳重なようですがたまに観光に行く
くらいだとなかなかその緊張感はなく、
ただ浮かれておりました^^;
ありがとうございます。何事もなくて良かったです。
主人は歩調を合わせてくれるようになりました。
でも以前はどんどん先に行っちゃって~。
海外に行ってもそうでしたので、ある時オランダで、道の途中に隠れたら、立ち止まって、こちらを一生懸命見て探してました。見るだけで、戻ってこないところがなんと申しましょうか・・・。
もっとも最近も、まったくしなくなったというわけではありませんので、置いて行かれて頭に来たら、その蒸気を使って(!)猛スピードで主人を追い抜くことにしています。
あの広いフランクフルトの空港を走り周って大変でしたね。
まるで 気遣いを見せてくれないお二人の後を追いかけて
さぞ焦りまくっているであろう様子を思い浮かべるとちょっと笑ってしまいます。
私は長年あの空港を利用して、何度置いて行かれた事か・・・・
止む無く、そばのホテルに泊まった事も何度かあります。
幼い息子でもいてくれると心丈夫だった事思い出します。
旅慣れた方がいらっしゃるのが分かると、本当に安心しますよね。
旦那さんと道連れの方だけでも先に行って間に合えば
marucox0326さんの事も待って頂けると一生懸命走られたのだと思いますよ〜
お疲れ様でした〜
あら~やっぱり。
それにしてもうさこさんの行動が可愛らしくて
>蒸気を使って追い抜くことにしています。
には噴き出してしまいました。
家の夫は、駅でも(列車の出発時刻が)2分あれば
「間に合う!乗ろう!」と言って、階段を駆け上がる
ひとですが、待たされるのは大嫌いなので
入ったレストランとか食堂のオーダーが遅いと
「出よう」と言うヤツでもあるわけで、怒れマス。
そうなんですよ、フランクフルト広いですからねえ~
なんてその大学教授と思しきお方もおっしゃっていました。
シャルル・ドゴール空港も広いので、以前間違えて
国内線ロビーでしばらく呑気に座って待ってたと
いうこともありました^^;その時は
時間の余裕があったので、慌てて戻りよかったですが。
まあトランクや荷物は夫が持ってくれていたし、
全速力で走ったわけではありませんが^^;
早足でエスカレーターに乗り、モノレールだったか
車両みたいなのに乗ってアセアセと・・・・。
空港でのトラブルはつきものだと
私も夫や息子の武勇伝?!は聞いていましたが、
飛行機はよく利用されているアイリスさんでも
そんな時はそりゃあ心細いことだったことでしょう。
さすがに置いてけぼりには、しないだろうとは
思っていましたが・・・・。ともかくその方のおかげで
迷うことなく行けたことはよかったです^^