旅して気付いた英国LOVE
2015年 10月 26日
ここでは、私達は30分ほど散策時間を与えられただけだった。
なので観光スポットである「ブロードウェイタワー」には行っていない。
もし将来、イギリスに再訪する機会を持てたなら、
オックスフォードあたりに泊って
ウッドストックと、ストウ・オン・ザ・ウオルドに行こう。
ウッドストックは英首相チャーチルが生まれた町。
彼の生家でもある世界遺産「ブレナム宮殿」がある。
ストウ・オン・ザ・ウオルドはアンティークのお店が多い。
そんな目的が出来たことも
そのためにまた頑張ろうという気にさせてくれたのも
旅したことによってもたらされた産物の一つと言っていいかもしれない。
実現できるかどうかはともかくね。
それにしても、イギリスの田舎の風景の美しさは忘れられない。
ナショナルトラスト運動で擁護されていることが、あちこちに設置された
立て看板や案内表示で目にすることが出来、書いてあることの意味は分からずとも
人々の自然を守る意識が根付いていることを、実際に肌で感じることが出来た。
バスからの風景。
のどかだ。
世界有数のビッグシティ、ロンドン
美しい石造りの家並みと自然が一体となったカントリーサイド。
どちらも堪能できた旅だった。
今も貴族制度が現存し、階級社会で成り立つ国。
クイーンズ・イングリッシュを話すのは上流階級、
労働者階級の話す言葉には訛りがあり、言い方すら違ったりするとか。
前稿で、「マイフェアレディ」に触れたが、
ヒギンズ教授は、相手の話し方で出身地や学歴
住んでいるところまで当ててしまうという設定だ。
クラスというものが厳然と在りながら、
しかしそれは私達外国人には見えにくい。
たとえば
故ダイアナ妃も、れっきとした貴族の出身ながら
独身時代は幼稚園の先生をして、普通の女の子として生活していた。
キャサリン妃はいわゆる中産階級(ミドルクラス)出身。
そして
労働者階級でも、夢を現実のものにして這い上がり
名誉と富を手に入れる、ミュージシャンや俳優、スポーツ選手がいる。
学業が優秀ならば、鉄の女と言われた故サッチャーのように
一国の首相となる人だっている。
ああでもやっぱり、こんなことを書いていると一番に思いだされるのは
英女優ケイト・ベッキンセールが、ベリーショートのヘアスタイルで
思いっきしキュートな普通の女の子を演じた
☆「シューティング・フィッシュ」。
大好きな映画だ。
彼女が演じるジョージー・・・その身分は貴族と言う設定だった。
丘の上の羊の群れの風景の合間に、
時折垣間見える工場や工業団地を眺めていると
今まで見て心に残った映画や本のことが、切れ切れに甦った。
そしてあらためて気付かされた。
実はかなりイギリスものに影響されてたってことを。
そんなお話は次回に・・・・。
ツアーだとどうしても時間が限られ、ゆっくりと
見られませんね。
でも、効率よく回れるという利点はありますが・・・
次回に行くときの目的が出来てよかったですね。
私もアンティークが大好きなので、オックスフォードあたりから
レンタカーでストウ・オン・ザ・ウオルドの街まど
あちこち回ってみたいです。
湖水地方にも行きたいなあ・・・・
ブリティッシュイングリッシュって発音が綺麗で分かりやすいですよね。
と言っても、英語得意じゃないですけど(笑)
はい、そうですネ。
でも今回は現地オプショナルツアーを
自分たちで入れて、ほぼ個人旅行でしたので
空港からホテルまでの送迎もなく、直行便でないので
乗り継ぎも自分たちでするのは初めてで、不安でしたが
(頼りの夫が頑張ってくれました^^)
ほぼスムーズに行ったので、少し自信が付きました^^;
もう行きたいところは限りなく在るのですが・・・。
夢見てるうちが花ということもあります^^よね。
英語については、私なんかもう全然聞き取れないですワ。
英会話は環境と慣れだといつも痛感していますが、
道は険しく遠いですう。
中産階級(ミドルクラス)といっても、日本人には上流に見えますねー。それも「眺めのいい部屋」「モーリス」「ハワーズエンド」とかは。いや、でもルーシーとシシルは確かに、ミドル、アッパーミドルくらいの違いはあるかな。
モーリスとクライブ、エマ・トンプソンとヴァネッサ・レッドグレープ(この3作品の中で一番上流の、ちょっと時代遅れの、桜の園をロシアから英国版にした感じの女性でした)の違い。
そうですネ。挙げていただいたジェイムス・アイボリー
監督作品なんかは私も憧れて全て見たクチですョ。
特に映画で描かれている20世紀初頭のイギリスの
ミドルクラスは超お金持ちではないけれど、それなりに
資産家ではあるし、日本人の思う中流という
感覚ではないですよね。
「眺め~」はマギー・スミスがすごく印象に残ってて。
ジュリアン・サンズも人気があったのに
いまどうしてるんでしょ。
そしてあの頃のヘレナ・ボナム・カーターはいまいずこ。
彼女も「鳩の翼」(好きな作品)で一皮剥けて
その後どんどん昆虫の様に変態を繰り返し
私の大好きなティム・バートン監督ともお別れに
なっちゃったみたいで。
今回飛行機の中で見た「シンデレラ」でも
魔女役は、あのお猿役より奇態な感じの魔女でしたワ
「ハワーズ・エンド」のヴァネッサ・レッドグレイヴ
死んじゃうんでしたっけ?
ふ~んなるほど・・・・でもなんかあまり記憶にない
チェイホフ好きだけど。