それいゆなキモチ
2013年 09月 15日
愛知県刈谷市美術館で開催されている「中原淳一展」
初日に見に行ってきた。
(お写真はすべて購入した絵ハガキなど。)
「さあ、秋の支度をいたしましょう」
このキャッチコピーがいい。
(中原のスタイルブックでの言葉の引用だが)
太平洋戦争が始まる少し前の物のない時代、少女達に夢を与えた彼の浪漫。
当然のごとく検閲に睨まれ、その美しい挿絵は掲載されなくなる。
ちょっと大島弓子先生を彷彿とさせる・・・・。
彼の影響を受けていないアーティストはいないだろう。
竹久夢二にあこがれた中原の初期の作品は、その影響が色濃いが
戦後、その作風からは日本的な情緒は消え、彼独自のスタイルを確立していく。
描くのは、モダンで甘い夢の中にありながら、意思を持った成熟した女性達の姿。
右は晩年のイラスト、ミニスカートの時代にもそのセンスは冴えわたっている。
中原はブラウスのデザイン画が多く、現代にも充分通用する素敵な意匠の数々。
とっても気に入っている一枚。
パソコンなどない時代、ほとんどが手作業で行われたと想像する。
その人気から多忙を極め、それゆえか彼の体は病魔に蝕まれていき、
40代半ばから心臓を患って何度も倒れ、入退院を繰り返しながらも
仕事がいきがいだったという。
病の床に伏しながら描き上げた絵は
これが絶筆となったとは信じがたい筆の運び・・・・。
彼はパリでヨーロッパの洗練を学び、洋服にとどまらず髪型、靴やバッグ
生き方までもイラストという分かりやすい手法で世の女性達に指し示したが、
着物のイラストも多く、日本のトラディショナルもこよなく愛していたのだ。
中原淳一・・・・。
私はほんの小さいころに見た記憶しかなく、
もっと少女漫画的なイメージだったのだが、
今回膨大な彼の作品を目の当たりにして
少し見方が変わった。
久しぶりに忘れかけていた乙女な気分を満喫したわけだが、
実はリボンを身につけていくと入場料が100円引きになる。
私は胸にひも状の小さな結び目で蝶チョ結びにしたブラウスを着ていったがOKだった。
中原淳一さんの絵って 浅丘ルリ子さんに 本当に似ていますよね。
あまり 私世代には なじみのない絵ですけれど 大正ロマンの
竹久夢二さんの絵と一緒に いつも素敵だなぁって思います。
↓ 発表会 楽しみです。
リアドロすてきですね。
↓の↓、私 何故か キウイとホタテの取り合わせ おなか壊すんです。
好きなんですけれど 何がいけないのでしょうか。
沢山の著名人の方の色紙が
生誕100周年に寄せられて、展示してあり
見ごたえがありました。もちろん浅丘ルリ子さんも。
まあ、それは残念。
相性が悪いのかも知れませんね。
別々だと大丈夫かも。
エビとか鶏ささみとか加熱したものでお試しあれ^^
レトロでありながら今でも新鮮な絵が大好きですよ~